2011/12/16
「ブルイックラディ」という蒸留所のウィスキーを飲まれたことはございますか?
ある一人のバーテンダーが、ブルイックラディを次のように紹介してらっしゃいます。
お目通しいただけましたら幸いに存じます。
~前略~
『そんな私は、好きなお酒としてスコッチウィスキーのアイラモルトをよく挙げます。
ウィスキーを飲まない方に説明しますと、アイラという名の島で作られた
アイラモルトというのは、その癖の強さで有名です。
煙っぽかったり、潮っぽかったり。
癖のある酒である故に、ファンも多く存在します。
そのような方にアイラモルトが好きである、と話せば必ず
特にどこの蒸留所のものが好きかと尋ねられます。
私はブルイックラディというウィスキーを挙げるのですが
このブルイックラディはまた、アイラモルトとしては個性の大人しいタイプなんですね。
癖の強さが特徴と言っても過言でないアイラモルト好きを自称しておきながら
大人しいお酒を好みと言うと、どこの蒸留所が好きかと尋ねた方は、肩すかしをくらうようです。
その気持ちはよくわかりますので、肩すかしをくらわせない方がいいか
という気にもなるのですが、でも好きなものは好きなので。
私にとって好みだと思うお酒は、友人なんです。
カリラに恋するのもいいですし、アードベッグと好敵手になるのも素敵です。
でも、ブルイックラディは友人なんですね。
私が好むお酒というのは、そういう意味合いなんです。』
以上です。
Barとは、人と人とが出会う場所。
Barとは、酒の歴史を紡いでいく場所。
Barとは、様々な想いを伝える場所。
そんなBarで、「友人のよう」と評されたブルイックラディを
その意志を受け継いで、後世に伝えていくこと。
Barとは、そんな場所。
それが、私のできること。
Yutaka Hikita