改めまして、ブルックラディ ザ・クラシックラディ / Vision

2018/05/10

in: Vision

 

現在弊社では、ブルックラディ蒸留所の
ウイスキーのキャンペーンを開催中です。

 

ということで、スタンダードな
クラシックラディを改めましてご紹介です。

ブルックラディ蒸留所は1881年創業。

当時最先端の蒸留設備を揃えた画期的な蒸留所だったのですが、
特筆すべき店は、現在もその当時の蒸留設備を
そのまま使用し続けていということ。

先日、ウイスキーセミナーの際にお話した内容で、
大変細かい話になるのですが、1881年というのは、
蒸気機関の実用化により蒸気機関車が敷かれはじめたのが1829年。

その後、物流が大きく変化し、ウイスキーの量産化の時代に入り
蒸留設備をどんどん入れ替える蒸留所が増加、
電気の実用化による蒸留所の電化など、
技術の進歩による効率化が進んでいく中、
当時のものをそのまま使い続けるというのは大変非効率的。

それでも、その当時の蒸留設備があまりに素晴らしく、
入れ替えるよりもそのまま効率化せずに
作り続けていたほうが良いという方針だと思われます。

そして、2000年に蒸留所を買収したマーク・レイニエ氏と
蒸留責任者のジム・マッキュワン氏もそのまま使い続け、
2012年にレミーコアントローに経営権が移った現在でも
その方針は受け継がれているという、奇跡的な蒸留所です。

 

ブルックラディは1881年当時から、
ピートを焚かずに作るスタイルで、
アイラ島でも珍しい存在といえます。

当時、ピートを焚かないとなると、麦芽を乾燥させる燃料は
どうしていたのかというと、蒸気船から石炭を分けてもらって
煙が出にくい石炭で乾燥させていたそうです。

また、クリアでスムーズで飲みやすいウイスキーを目標に、
背の高い蒸留器を使用、アイラ島での熟成にこだわり、
すべてのウイスキーをロッホインダールにある熟成庫で熟成させています。

アイラ島の蒸留所の中ではマイナーな存在と思われがちな
ブルックラディですが、非常に強いこだわりのもと作られている
非常に素晴らしいウイスキーです。

ボトルの水色は、マーク・レイニエ氏が蒸留所に赴いた際に、
空の色が海に映ってこの色になり、それに感動したことから
使用されるようになったという色。

セミナーの際にお客様が、「ティファニーカラーに似てる」
とおっしゃったのが印象的。

ティファニーとタイアップとかしたら面白いかもと、
営業担当の方がポロッとおっしゃっておりました。

今月末までのキャンペーンですので、ぜひお試しください。

 

Whisky house Vision

Tel:0422-20-2023

〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1−11−8−BF

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Wataru Kobayashi

 

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