アバフェルディ蒸留所 スコッチモルトウイスキー解説評価 / 吉祥寺 Vision

2023/10/17

アバフェルディ

アバフェルディ蒸留所について、徹底解説していきます。

 

 

アバフェルディの地理

生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

アバフェルディ蒸留所データと蒸留設備

所有者:バカルディ社
設立年:1896年
年間生産能力:340万リットル
仕込水:ピティリー川
ワンバッチ:7.5トン
発酵槽:カラ松8基、ステンレス3基
蒸留器:初留2基、再留2基
熟成庫:

 

アバフェルディの解説

アバフェルディ蒸留所は1896年創業の蒸留所で、実際の生産開始は2年後の1898年です。
元々この土地にはピティリー蒸留所という蒸留所があり、1867年まで操業していましたが、当時すでに閉鎖されていました。
ピティリーという名前はアバフェルディ蒸留所の仕込み水にもなっているピティリー川から付けられた名前です。
創業はジョン・デュワー&サンズ社で、当時ホワイトラベル(現在のデュワーズホワイトラベルの前身)というブレンデッドウイスキーの原酒の確保を目的として建てられました。
この場所が選ばれたのはジョン・デュワーの出身地だったこと、当時鉄道がパースとの間に敷かれており、交通の便に恵まれていたことなどが要因です。

アバフェルディの仕込みはワンバッチ7.5トンで、発酵槽はカラ松8基、ステンレス3基、蒸留器は大型のストレートヘッドで初留再留合わせて4基です。

元々ビジターセンターがあり、観光客の受け入れに積極的でしたが、バカルディ社が買収ご大改造を行い、「デュワーズ・ワールド・オブ・ウイスキー」という博物館をオープンさせました。
これは200万ポンドを投じたビジターセンターで年間4万人以上の観光客が訪れる人気スポットです。
デュワーズはアメリカ市場で人気ナンバーワンのスコッチのため、アメリカ人観光客が多く訪れます。

アバフェルディの特徴の一つはシェリー樽熟成の比率が高く、スムーズで甘めな原酒が多いこと。
日本でも一時期バカルディ社からオフィシャルボトルが出ていましたが、2023年10月現在、コロナの影響などから国内欠品が続いており、稀に在庫の残っている酒屋で見つける程度となりました。

 

アバフェルディのラインナップ

アバフェルディ

アバフェルディ 2015 7年 クーパーズチョイス ポートウッドフィニッシュ

バーボン樽熟成のあと、ポートウッドでフィニッシュしたボトル。
クーパーズチョイスはヴィンテージモルト社がリリースするシリーズで、ここ最近特にウッドフィニッシュタイプのリリースが多いボトラーズです。
カスクストレングスながら口当たりは柔らかく、ややフレッシュなレーズンの香りがとても心地よいボトルです。

アバフェルディの年表

1896年 ジョン&トミー・デュワーが、1825年〜1867年まで創業していた旧ピティリー蒸留所から目と鼻の先にある場所に蒸留所の建設に乗り出す。目的はブレンデッドウイスキーのホワイトラベル用のシングルモルトを生産すること。
1898年 11月に蒸留開始
1917年 蒸留所閉鎖
1919年 蒸留再開
1925年 DCLが買収
1972年 再建築を実施。フロアモルティングをクローズ、2基の蒸留器を4基に増設
1991年 最初のオフィシャルボトルの15年を花と動物シリーズで発売
1998年 バカルディ社がジョン・デュワー&サンズ社をディアジオから11億5000万ポンドで買収
2000年 ビジターセンターをオープン。25年を発売
2005年 10月に21年を発売。25年の新商品を発売
2009年 18年シングルカスクを2種発売
2010年 19年シングルカスクのフランス向けを発売
2011年 14年シングルカスクを発売
2014年 すべてのレンジを見直し、18年を免税店向けに発売
2015年 16年を発売
2018年 16年、21年マディラフィニッシュを免税店向けに発売
2020年 15年ポムロールカスクフィニッシュを発売
2021年 18年コート・ロティカスクフィニッシュを発売
2022年 15年、18年赤ワインカスクフィニッシュを発売

 

Wataru Kobayashi 小林渉

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0422-20-2023
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