アードベッグ蒸留所 スぺクタキュラー発売&アードベッグデー2024記念 注目度&人気ランキング / 恵比寿 VinSanto

2024/05/20

アードベッグ

スコッチウイスキーの聖地・アイラ島で毎年開催されているアイラフェス。
その中でも、アードベッグ蒸留所のオープンデーを“アードベッグデー”とし、同蒸留所から毎年限定のボトルをリリースしています。
2024年もファン待望のアードベッグデー限定ボトル・スペクタキュラーがリリースされました。
今回は最新のスペクタキュラーを含むアードベッグ蒸留所のボトルをまとめて、注目度と人気のランキング形式でご紹介致します。

 

 

ピート香とは?

そもそもピート香とはなんでしょうか?
ピートとは、泥炭を意味する言葉でコケや海藻、植物などが枯れて堆積した自然炭化したものの総称です。
スコットランドは低温多湿な自然環境で、非常に多くのピートが採れることでも有名です。
ウィスキーを作る作業の際、原料となる大麦の麦芽を乾燥させるのですがこの時にピートを焚いてその独特の香りを大麦麦芽に移すことによって、ピート香と言われる独特なスモーキーフレーバーを持ったウィスキーが生まれます。
ちなみにこのピート香、日本ではよく正露丸などの薬品や消毒液、煙くさいなどの表現をされますね。
これだけ聞くと、とても飲みたくなるようなイメージは湧かないと思うのですが、世界中のモルトファンを虜にする魅力を持っているのがピート香なのです。
中でも特に強いピートと個性で知られるのがスコットランドはアイラ島のウィスキー、アイラモルトです。

 

ピートマニアの聖地、アイラ島

ピートに取り憑かれたウィスキー飲みが必ずたどり着くのがアイラモルト、といっても過言ではないでしょう。
スコッチウィスキーの中でも特別強いピート香と個性を持ったクセの強い銘柄が揃っています。

アイラ島はスコットランドの島で面積600㎢、人口約3000人程度と決して大きくはない島ですが、ウィスキー産業と観光が非常に盛んで特に世界中のピートウィスキー飲みからは「聖地」として崇められる存在です。
各地にある蒸留所の中にはビジターセンターや宿泊施設なども備えたところもあり、蒸留所見学のツアーなども頻繁に行われているようです。
ウィスキーファンならば一度は訪れたい聖地、それがスコットランドのアイラ島なのです。

 

アードベグ蒸留所について

今回ボトルをご紹介するアードベッグ蒸留所について、簡単に触れておきます。
1815年創業の蒸留所で、アイラ島の住人のジョン・マクドゥーガルによって建設されたアードベグ。
それ以降マクドゥーガル家によって運営されてきましたが、1973年にハイラムウォーカー社とDCL社によって買収されました。
しかしながら1981年にウイスキー不況によって閉鎖が決定。
1997年にグレンモーレンジィ社が買収し、それ以降のモルトブームに乗り、挑戦的なボトルを多数リリースすることで復活。
現在は「アードベギャン」と言われる熱狂的なアードベッグファンを生み出している人気の蒸留所ですね。

名前の由来はゲール語で「小さな岩礁」。
ピートの強さは60ppmで、アイラ島で通常リリースされているものの中では最も強いことでも知られています。

 

【1位】Ardbeg Spectacular アードベッグ スペクタキュラー

アードベッグ スペクタキュラー

2024年のアードベッグデー限定ボトル、スペクタキュラー。
アードベッグ初となるポートワイン樽による追加熟成を行った、今回もアードベッグらしい挑戦的な一本となっています。
テーマはダークサーカス、ピートが主演となりチョコレート・ミント・フルーツなどのフレーバーが複雑に現れる様はさながら空中ブランコのよう。センセーショナルな味わいのアードベッグをお楽しみ下さい。

 

【2位】Ardbeg 13y anthology アードベッグ 13年 アンソロジー

アードベッグ 13年 アンソロジー

2023年9月の新入荷限定ボトル、アンソロジー。
稀少で特別、そして実験的なアードベッグの新シリーズとなるアンソロジーシリーズの第一弾となるハーピーズテール。
クラシックなバーボン樽とソーテルヌワイン樽を組み合わせて13年間熟成。
甘さとスモーキーの究極のハイブリッドを目指して作られた新シリーズの幕開けです。

ソフトでオイリーな口当たり、濃厚な甘さと芳香のあるウッディでスモーキーな味わい。
既に次回作も楽しみな新シリーズですね。

 

【3位】Ardbeg Heavy vapours アードベッグ ヘビーヴェイパー

アードベッグ ヘビーヴェイパー

2023年のアードベッグデー限定ボトルがこちらのヘビーヴェイパーです。

直訳すると、重い蒸気。アードベッグの蒸留器に取り付けられた精留器、ピュリファイアーはアードベッグの特徴であるスモーキーフレーバーとフルーティーさのバランスを取る役割を果たす存在です。
今回はそのビュリファイアーを敢えて外すという、まさにアードベッグらしいチャレンジングなボトルです。

スパイシーな口当たりに力強い余韻、アードベッグらしいスモーキーフレーバーをしっかりと感じることができる一本です。

 

【4位】Ardbeg 19y Trighbhan Batch.3 アードベッグ 19年 トリーバン バッチ3

アードベッグ 19年 トリーバン バッチ3

19年熟成という非常に長い熟成期間の原酒をボトリングしたのがこちら、トリーバン。
定番商品という位置付けではありますが、スモールバッチで少量生産ということもあり年に一度のペースでリリースされています。
アードベッグに限らず長期熟成のアイラモルトは非常に貴重で稀少です。

ピーティーでスモーキーなアードベッグの特徴をしっかりと表現しながら、長期熟成ならではの複雑なフレーバーや優しい余韻も楽しむことが出来ます。
バッチ3は2021年にリリースされたボトル、今では入手困難なレアボトルです。

 

【5位】Ardbeg 5y Wee Beastie アードベッグ 5年 ウィービースティー

アードベッグ 5年 ウィービースティー

アードベッグのオフィシャルボトルでは最も熟成期間の短い5年熟成が、こちらのウィービースティー。
ウィービースティーとは、スコットランドの言葉で、手がつけられないリトルモンスター、というような意味なんだそう。

その名の通りヤングエイジならではの荒々しいパワフルな味わいとスモーキーフレーバー、強烈な磯の香りのインパクト大な一本です。

 

Naoshi Morioka 森岡尚史

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