2023/08/08
ビール大国ベルギーは、トラピストビールをはじめとして、人々の生活に根付いて歴史とともに様々なビールが作られてきました。
今回は、そんなベルギービールをランキング形式でご紹介いたします。
5.0% ピルスナー
濃厚でハイアルコールなビールが中心なイメージのベルギービールですが、ベルギー国内のビール消費量の約7割は、日本と同様にスッキリとした味わいのピルスナーが飲まれています。
ベルギーが世界に誇るステラアルトワは、ホップのアロマが華やかに香り、すっきりとした飲み心地にドライな後味。
パブの醸造士だったアルトワ氏が醸造所を購入し、クリスマスビールとして”アルトワ”(星)の名を付けて発売したのが始まりです。
爽快感のある味わいは、1, 2杯目のビールとしてポテトやフライ等と一緒にごくごく行くのがオススメ。
現在ではテニスのウィンブルドン選手権のオフィシャルビールにもなっています。
8.0% トラピスト
ベルギービールを語る上で外せないのが、世界に171あるトラピスト修道院のうち、10箇所でのみその呼称を使うことが許されているトラピスト・ビール。
修道院内に醸造所を持ち、協会によって定められた厳格な規則を尊守して作られています。
スクールモン修道院で醸造されるトラピストビール、シメイ。
同修道院では1862年より醸造を開始、院内の醸造所で敷地内に設置された井戸水を使用して作られています。
シメイホワイトは1966年に神父が考案したレシピによって誕生した銘柄で、シメイの中で最もドライでビターなタイプのビール。
オレンジがかった濃いブロンドの色合いに、りんごやあんず、マスカット、柑橘系のフルーティーなアロマ。
ホップの効いたドライで苦みのある味わいで、ほのかにバニラやカラメルの甘みも感じられます。
アルコール度数は8%ですが、軽い酸味もあり飲みやすくバランスの良い仕上がりです。
8.8% ベルジャンエール
ヒューガルデンシリーズの中でも特徴的なラベルが目を惹く、禁断の果実。
アダムとイブの絵画をモチーフに、ビールやホップをあしらったデザインが印象的な1本。
濃い褐色の色合いに、熟したリンゴやバナナのフルーティーな香り。
熟成感と渋みを感じる味わいは、甘みを感じる濃厚な仕上がりで、ふくよかでフルーティー。
オレンジピールやコリアンダーといったスパイスがバランスよくまとまった、まさに”禁断の果実”を思わせる味わいです。
“ヒューガルデン グランクリュ”同様、瓶詰め時に酵母と少量のシュガーを加えた瓶内発酵タイプのスペシャルビール。
上質な赤ワインのような味わいは肉料理やちーずとの相性も抜群です。
インパクトのある名前が目を引くギロチンは、デリリウムと同じヒューグ醸造所で作られるゴールデンエール。
目を惹く赤いラベルには、インパクトのある断頭台(ギロチン)が描かれています。
高アルコールで飲みやすいビールには、悪魔(デュベル)や白昼夢(トレメンス)など、類する名前がつけられているのも面白いところ。
香りはフルーティーで甘みを感じられるものの、あとからボリュームのあるしっかりとした味わいと、柑橘系の苦みが楽しめる1杯です。
6.5% アビィ
レフ ブロンドは、ビールの生産を外部の醸造所に委託し、正式にライセンス生産を最初にしたアビィ・ビール。
アビィ・ビールとは、ビール醸造所が醸造方法やレシピを修道院からの委託によって醸造しているビール。
こちらはベルギーの南に位置するディナンという町に、1152年に設立されたレフ修道院のビールです。
トラピストとは区別されていますが、伝統的な製法で醸造される修道院のビールとしては同じくくりと認識されています。
美しい輝きのあるゴールド色に、フルーティーなアロマ。
豊かでしっかりとしたボディーかつ、爽やかさを感じさせる飲みやすさがリピートしたくなる味わい!
モルトの甘味と、酸味と旨味と苦味のバランスが最高な1本です。
目黒リパブリック Beer&Burger
目黒/東京都品川区上大崎3-3-1オバタビルB1
03-3441-6181
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