ブリュードッグ蒸留所 スコッチモルトウイスキー解説評価 / 吉祥寺 Vision

ブリュードッグ

ブリュードッグ蒸留所について、徹底解説していきます。

 

ブリュードッグの地理

生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

ブリュードッグ蒸留所データと設備

所有者:ブリュードッグ社
設立年:2016年
年間生産能力:45万リットル
仕込水:現地の上水道
糖化槽:
発酵槽:ステンレス
蒸留器:初留1基、再留1基、他コラムスチル、ジンスチル
熟成庫:

 

ブリュードッグの解説

ブリュードッグ蒸留所はアバディーン市郊外のエロン工業団地に2016年に誕生した蒸留所。
当初はローンウルフ蒸留所と名乗っていましたが創業から3年の2019年に蒸留所名を改名。親会社のブリュードッグに改めました。
ブリュードッグはクラフトビールのメーカーとして有名で、特に最もよく市場で見かけるパンクIPAは名作として知られています。
ブリュードッグ自体は2007年創業のブルワリーでそこからわずか10年あまりでイギリス最大のクラフトビールメーカーに成長しました。
そのブリュードッグがウイスキーづくり、スピリッツづくりを開始したのがこちらのブリュードッグ蒸留所となります。
ヘッドディスティラーのスティーブン・アースリー氏は、ドイツのホルスタイン社とともにこれまでに見たことのないような蒸留器を作り上げました。
中でも初留用のスチルはバルジ型が3つ縦に連なった団子のような形をしています。
さらにコラムスチルも細いパイプが伸び、高さ19メートル、内部に60段の棚が仕込まれており、アルコール度数96.4%のスピリッツを蒸留します。

ウイスキーの仕込み、発酵はブリュードッグのビールと同じ。発酵は約7日とウイスキーとしては長めです。
モルトウイスキーは現在熟成中ですが、2019年にライウイスキーをリリース。
樽熟成は50リットルの新樽を使用し、最初に1ヶ月は30℃に温度管理された倉庫で熟成し、その後はノーマルのウェアハウスに移すそうです。

このようなことから、伝統的なウイスキーの蒸留所ではなく、新しい試みにどんどんチャレンジしていく孤高の蒸留所です。

 

ブリュードッグのラインナップ

ローンウルフジン

ローンウルフジン

大麦麦芽と小麦麦芽を使用した100%麦芽で作られるローグウェーブウォッカをベースに14種類のボタニカルを使用したジン。
使用ボタニカルは、ジュニパー、松の葉、ピンクグレープフルーツ、レモン、コブミカンの葉、ピンクペッパー、メース、コリアンダー、カルダモン、オリス、アンジェリカ、ラベンダー、レモングラス、アーモンドです。
ラベルデザインのインパクトに比較して上品な印象を受ける味わいで、ジントニックはもちろん、ロックでも飲みたいボトルです。

 

パンクIPA

パンクIPA
ブリュードッグの名作IPAで、もはやIPAといえばパンクというくらいに一世を風靡したボトル。
非常に強く感じるホップのフレーバーと、他のIPAと比べるとややドライで飲み疲れない味わいが特徴。
爽やかなホップで、グレープフルーツやレモンのフレーバーがあり、スイスイ入っていくいいビールです。

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
Google Map  武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
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