ガイアフロー静岡蒸留所 ジャパニーズウイスキー解説評価 / 吉祥寺 Vision

2023/11/14

静岡蒸留所

ガイアフロー静岡蒸留所について、徹底解説していきます。

 

 

ガイアフロー静岡蒸留所の地理

生産国:日本
地域:静岡県

 

ガイアフロー静岡蒸留所のデータ・蒸留設備

所有者:ガイアフローディスティリング
設立年:2014年
年間生産能力:
仕込水:
ワンバッチ:1トン
発酵槽:オレゴンパイン4基、杉6基
蒸留器:初留2基(スチーム加熱1基、薪加熱1基)、再留1基
熟成庫:

 

ガイアフロー静岡蒸留所の解説

ガイアフロー静岡蒸留所は静岡駅から車で40分ほどのオクシズの山に囲まれた場所に位置する蒸留所です。
精密部品の製造会社を経営する中村大航氏が異業種参入の形で建設しました。
2012年にまずはウイスキーのインポーター事業をスタート、2014年にガイアフローディスティリングを設立、2016年に蒸留所を竣工、同10月から蒸留を開始しました。

蒸留所建設に先駆けて、ガイアフローはメルシャン軽井沢蒸留所で使用していた蒸留器を購入しました。
蒸留所建設の際に、その軽井沢蒸留所の蒸留器の使える部分をツギハギして初留釜にし、関節加熱の蒸留器としています。
また、地元の林業業者との繋がりにより、もう一台の初留釜は薪蒸留となっています。
関節加熱では約150℃で蒸留するのに対し、薪蒸留は800℃の高温となり、非常にパワフルな原酒を生み出します。
再留器はフォーサーズ社製のバルジ型の蒸留器があり、こちらはプレートヒーター方式というスタイルを採用しています。

静岡蒸留所の仕込みはワンバッチ1トンで、糖化槽はフルロイタータン、発酵槽はオレゴンパインが4基と杉が6基、酵母はマウリのドライイースト・ピクナルや、沼津工業技術支援センターがウイスキーやビールの麦芽用に開発した静岡モルトイースト「NMZ-0688」を使用しています。

蒸留器は初留は上記の軽井沢から来たものを「K」、薪蒸留のものを「W」と呼び、それぞれ最初のリリースとなったものは「プロローグK」「プロローグW」と名付けて販売、更にそれをブレンドした「コンタクトS」を発売しました。

また、継続的に販売するアイテムとして「ブレンデッドM」という商品もあり、これは静岡蒸留所で製造したモルトに外国産のモルト、グレーンをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

ガイアフロー静岡蒸留所のラインナップ

静岡コンタクト5

静岡 ユナイテッドS 2023夏

KとWで蒸留された原酒を再留器「S」で蒸留、それぞれ別々に樽詰め熟成し、ブレンドしたもの。
アルコール度数は50.5%とやや高めに設定し、飲みごたえのあるフレーバーが特徴となっています。
ボトルを500mlと小さくしたことで、多くの人に届けようというコンセプトで、ボトリング本数は10000本です。

 

ガイアフロー静岡蒸留所の年表

2012年 ガイアフロー、ウイスキー輸入代理店として創業
2014年 ガイアフローディスティリング設立
2015年 元メルシャン軽井沢蒸留所の製造設備を取得、蒸留所の建設を開始し、ウイスキー製造業に参入
2016年 ガイアフロー静岡蒸留所竣工、ウイスキー製造免許取得、蒸留開始
2017年 樽単位で購入できる「静岡プライベートカスク」販売開始
2018年 年1回ニューポット、ニュースピリッツ、ウイスキーを届ける「静岡プレミアムボトルセレクション」発売。静岡産杉材発酵槽を3基追加、合計8基に。冷却用貯水池、第2熟成庫完成。オール静岡産ウイスキー製造のため、近隣で収穫された大麦を原料に使用
2019年 ブラックアダー静岡フェア2019限定ボトル発売。ブラックアダーとアスタモリスとコラボレーションでニューメイクとカスクサンプルセットを海外限定発売。焼津市で3軒の農家の協力により二条大麦ニューサチホゴールデンの栽培を本格的に開始
2020年 発のシングルモルト「静岡プロローグK」発売。杉材発酵槽2基追加
2021年 「静岡プロローグW」「静岡コンタクトS」発売
2022年 「静岡ブレンデッドM」発売。「静岡ポットスティルK 純日本大麦初版」「静岡ポットスティルW 純外国産大麦初版」発売

 

Wataru Kobayashi 小林渉

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