グレンカダム蒸留所 スコッチモルトウイスキー解説評価 / 吉祥寺 Vision

2023/07/19

グレンカダム

グレンカダム蒸留所について、徹底解説していきます。

 

 

1. グレンカダムの地理

生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

2. グレンカダム蒸留所データと設備

所有者:アンガスダンディ社
設立年:1825年
年間生産能力:130万リットル
仕込水:ムーランズの泉
ワンバッチ:4.9トン
発酵槽:ステンレス6基
蒸留器:初留1基、再留1基
熟成庫:

 

3. グレンカダムの解説

グレンカダム蒸留所はアンガス地方の中心地、ブレヒンの街にあります。
ブレヒンにはもう一つノースポートという蒸留所尾がありましたが現在は閉鎖しています。
創業は1825年で、地元のジョージ・クーパーが創業したのですが、その2年後にはオーナーが代わり、更にその後も目まぐるしく所有者が代わりました。
その後、ハイラムウォーカー社所有の時代に大規模な改修工事を行いましたが、その後アライド・ドメック社の所有となり、2003年にアンガスダンディ社が買収し現在に至っています。

 

4. グレンカダムのラインナップ

グレンカダム

グレンカダム 10年 ケイデンヘッド

グレンカダムというと私の勝手な印象ですが、バーボン樽熟成が多いのですが、こちらはシェリー樽熟成のグレンカダム。
元々も酒質の穏やかな風味にさらにシェリー樽由来の濃厚なフレーバーが加わった、大変甘く飲みやすい1本です。

 

5. グレンカダムの年表

1825年 ジョージ・クーパーが蒸留所を創業
1827年 デヴィッド・スコットが蒸留所を買収
1837年 デヴィッド・スコットが蒸留所を売りに出す
1852年 アレクサンダー・ミルン・トンプソンがオーナーになる
1857年 グレンカダム蒸留会社となる
1891年 グリマー、トンプソン社が蒸留所を買収
1954年 ハイラム・ウォーカーが蒸留所を買収
1959年 蒸留所を改修
1987年 アライド・ライオンがハイラム・ウォーカー、グッダーハム・ウォーツを買収
1994年 アライド・ライオンが会社名をアライド・ドメックに変更
2000年 蒸留所閉鎖
2003年 アライド・ドメックがアンガス・ダンディー蒸留会社に蒸留所を売却
2005年 新しいオーナーのもと、15年熟成を発売
2008年 デザイン変更された15年熟成と、10年熟成を発売
2009年 25年熟成、30年熟成を限定リリース
2010年 12年ポートフィニッシュ、14年シェリーフィニッシュ、21年、32年を発売
2012年 30年熟成を発売
2015年 25年熟成を発売
2016年 オリジン1825、17年ポートフィニッシュ、19年オロロソフィニッシュ、18年、25年を発売
2017年 13年熟成を発売
2019年 15年が通常ラインナップに戻り、25年バッチ2を発売
2020年 リザーブアンダルシアを発売
2022年 アメリカンオークを発売

 

Wataru Kobayashi 小林渉

Vision Whisky Bar ヴィジョン
吉祥寺/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
0422-20-2023
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