スコッチモルトウイスキー解説評価 グレンゴイン蒸留所 / 吉祥寺 Vision

グレンゴイン

グレンゴイン蒸留所について、徹底解説していきます。

 

グレンゴインの地理

生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

グレンゴイン蒸留所データと蒸留設備

所有者:イアンマクロード社
設立年:1833年
年間生産能力:110万リットル
仕込水:ダムゴインの丘の泉
糖化槽:ワンバッチ3.84トン
発酵槽:オレゴンパイン6基
蒸留器:初留1基、再留2基
熟成庫:

 

グレンゴインの解説

グレンゴイン蒸留所の創業は1833年。
仕込み水を取っている丘がダムゴインという名前のため以前はダムゴイン蒸留所と名乗っていました。ゴインというのは「野生の雁」を意味する言葉だそうです。
(ただし海外の資料ではバーンフット蒸留所となっており、調査中)

グレンゴイン蒸留所の特徴はその立地にあり、ハイランドとローランドのちょうど境界線上に位置する蒸留所で、仕込み水がハイランド側なのでハイランドという区分になっています。
製造はワンバッチ3.84トンと小規模で、ステンレス製のマッシュタン(糖化槽)と6基のオレゴンパインのウォッシュバック(発酵槽)があります。
初留1基、再留2基で蒸留うされた後、道路を挟んで南側にある熟成庫にパイプラインで搬送、そちらで樽詰め、熟成を行っています、この道路というのがハイランドとローランドを分けている道路のため、ハイランドで蒸留、ローランドで熟成という面白い形になっています。

グレンゴインの大きな特徴は、ピートを全く使わないことにより、クリアでソフト、マイルドな味わいを目指していること、シェリー樽にこだわりを持ち、シェリー樽の調達にはマッカランと同じような形でスペインのシェリーを作っているボデガに樽を発注していることなどが挙げられます。
ただし、100%シェリー樽だけというわけではなく、シェリー樽熟成は3分の1で、残りはリフィル樽(バーボン樽、シェリー樽などの詳細は記載なし)を使用しています。

 

グレンゴインの主なラインナップ

グレンゴイン18年

グレンゴイン 18年

最近ラベルデザインが新しくなったこちらのボトルは、シェリー樽熟成原酒が豊富に使用されており、シェリー樽由来の非常に濃厚な甘さと、ほんのりと少し香る青りんごのようなバーボン樽由来の香りが特徴となっています。

 

グレンゴイン カスクストレングス

グレンゴイン カスクストレングス

同じくラベルデザインが変更になったカスクストレングス。
カスクストレングスながらも強い刺激をあまり感じず、フルーティなフレーバーが前に出てくるとても素晴らしいボトルです。

 

グレンゴインの年表

1833年 エドモンドストーン家により、バーンフット蒸留所の名称で蒸留ライセンスを取得
1876年 ラング兄弟が蒸留所を買収し、グレンゴイン(Glenguin)に名称変更
1905年 グレンゴイン(Glengoyne)に名称変更
1965年 ロバートソン&バクスター社がラング兄弟から蒸留所を引き継ぎ、蒸留所を改装。蒸留器を2基から3基に増設
2001年 グレンゴインスコティッシュオークフィニッシュ(16年熟成)発売
2003年 イアンマクロード社が蒸留所とブレンデッドウイスキーのラングスブランドをエドリントングループから7200万ポンドで買収
2005年 19年熟成、32年熟成、37年熟成カスクストレングスを発売
2006年 スティルマン、マッシュマン、マネージャーなどの9つのチョイスボトルを発売
2007年 新21年熟成、ウェアハウスマンチョイス2種、1972ヴィンテージ、シングルカスク2種を発売
2008年 16年熟成シラーズカスクフィニッシュ、シングルカスク3種、ヘリテージゴールドを発売
2009年 40年熟成、シングルカスク2種、新12年熟成を発売
2010年 シングルカスク2種、1987、1997を発売
2011年 24年熟成シングルカスクを発売
2012年 15年、18年、カスクストレングスノンエージを発売
2013年 35年熟成を発売
2014年 25年熟成を発売
2018年 免税店向け新商品を発売
2019年 グレンゴインレガシーを発売
2020年 50年熟成、グレンゴインレガシーチャプター2を発売

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
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