人気のアイラモルトを知ろう!蒸留所 後編 / Vision

さて、人気のアイラモルトを知ろうの蒸留所シリーズも最後です。
よろしくお願いいたします。

 

 

7.ブルックラディ Bruichladdich

ブルイックラディ

ブルックラディ蒸留所は、1881年創業の蒸留所。
その後稼働を続けていたのですが、操業停止が決定。
その後2000年に、マーク・レイニエ氏が蒸留所を買収し再建させた蒸留所です。
その際、マーク・レイニエ氏はアイラ島の生きる伝説と呼ばれる蒸留技師のジム・マッキュワン氏を蒸留所長に引き入れ今のスタイルを作り上げました。
現在はレミーコアントロー社が買収、その後も蒸留を続けていますが、マーク・レイニエ氏とジム・マッキュワン氏の基本ポリシーを守り続けています。
ブルックラディ蒸留所の特徴は、「アイラ島だけでしか作れない味を作る」。これをワイン用語では「テロワール」といいます。
そのため、スコットランド産の大麦にこだわりを持ち、またアイラ島産の麦を作る農家と多数契約し、アイラ島の麦だけで作るウイスキーも作っています。
また、熟成庫はアイラ島のロッホインダールに面する熟成庫でのみ熟成され、アイラ島の気候を充分に吸い込んだ樽熟成といえます。
さらには、アイラ島の雇用創出にも貢献しており、アイラ島にはウイスキーづくりに携わる人が約200人いるそうですが、そのうち約100人がブルックラディで働いています。機械に頼らず、全て職人の手作業で行うことにこだわりを持っています。

ブルックラディは、ノンピートのブルックラディ、40ppmのピーテッド麦芽で作るポートシャーロット、80ppm以上のオクトモアの3つのブランドを展開。
いずれも人気の高いアイテムとなっています。

左:ブルックラディ ザ・クラシックラディ
中:ブルックラディ アイラバーレイ2007
右:オクトモア 09.3

 

8.キルホーマン Kilchoman

キルホーマン

キルホーマンは2005年にアイラ島にできた比較的新しい蒸留所。とはいえもうすでに15年が経過しています。
非常に小さい蒸留所で、アイラ島で一番生産量の多いカリラの20分の1くらいの生産量と言われています。
ブルックラディ同様、アイラ島産にこだわりを持ち、蒸留所の周りに大麦の契約農家を持ち、アイラ島産の麦を使用したモルトを一部生産しています。

キルホーマンは、通常ラインナップの50ppmの麦芽で作るもの(こちらはアイラ島産の麦では無い)と、20ppmのアイラ島産の麦をアイラ島のピートで、蒸留所内でフロアモルティングを行いピートを焚いた100%アイラという2つのラインナップをリリースしています。

左:キルホーマン マキヤーベイ(バーボン樽主体)
中:キルホーマン サナイグ(シェリー樽主体)
右:キルホーマン 100%アイラ 9thエディション

 

9.アードナホー Ardnahoe

ハンターレインのアイラ

アードナホーは2018年に新しくできたばかりの蒸留所。
ボトラーズでも有名なハンターレインが経営しています。
場所はブナハーブンとカリラの間くらいに位置する場所で、海岸線沿い。
上記、ブルックラディでも名前の上がったジム・マッキュワン氏を初代蒸留所長に招きました。
やはり同じ人物が蒸留所長となると、アードナホーで実施しようとしていることが、ブルックラディとかなりかぶっており、40ppmのヘビーピートとノンピートの両方を作る、アイラ産にこだわった味作りをするという基本方針となっています。
ブルックラディとどのように差別化するか、非常に楽しみです。

まだ熟成完了していないアードナホーですが、ハンターレインから2種類のアイラモルトがリリースされています。
いずれも、「今後アードナホーが作りたいウイスキーの味ってこんなイメージですよ」と言わんばかりのタイミングでのリリース。
期待しましょう。

左:アイラジャーニー(アイラのブレンデッドモルト)
右:スパラバス(アイラのシングルモルト)

アイラの蒸留所編もいったんこれで終了です。
アイラ編をもう少し続けるかどうか考え中です。乞うご期待。

 

Wataru Kobayashi 小林渉
Vision Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
Google Map 武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
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