スコッチモルトウイスキー解説評価 ロッホローモンド蒸留所 / 吉祥寺 Vision

ロッホローモンド

ロッホローモンド蒸留所について、徹底解説していきます。

 

ロッホローモンドの地理

生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

ロッホローモンドの蒸留所データと設備

所有者:ヒルハウス・キャピタルマネジメント社
設立年:1965年
年間生産能力:500万リットル
仕込水:ローモンド湖
糖化槽:9.5トン
発酵槽:ステンレス21基
蒸留器:初留4基、再留4基、コフィースチル、連続式蒸留機
熟成庫:

 

ロッホローモンドの解説

ロッホローモンド蒸留所は1965年創業の蒸留所。蒸留所を建設したのはリトルミル蒸留所でした。
その後数回にわたる買収があり、現在は中国の投資会社のヒルハウス・キャピタルマネジメントが所有しています。
ロッホローモンド蒸留所は大変特徴的なストレートネック(円筒形)のローモンド型スチルという蒸留器を使用しており、もともとは2基だったがさらに4基追加されて6基に、そこにノーマルネック(通常の形)のスチルを2基導入して現在8基の蒸留器を使用しています。
また、2007年にコフィータイプの連続式蒸留機を追加、製造量を大幅に伸ばしています。この連続式蒸留機は通常のグレーンウイスキーではなくモルトを蒸留しているのですが、現状のスコッチの法律では連続式蒸留機で作られたものはグレーンウイスキーと呼称する必要があるため、グレーンウイスキーとして発売されています。
これはニッカのカフェモルトが分類上グレーンウイスキーになるのと同じです。
また、それとは別に連続式蒸留機があり、そこでもグレーンウイスキーとニュートラルスピリッツを製造しています。

ロッホローモンドの面白いところというか、難しいところは、それぞれの蒸留器を組み合わせて様々な原酒を作っており、それがそれぞれ製品名がついているところです。
ロッホローモンド、インチマリン、インチモーン、インチファッド、クロフテンギアなどなど色々出ていたのですが、現状は新オーナーのもとシングルモルトはロッホローモンドに統一されました。ただし従来のルールも残っており、「ロッホローモンド・インチマリン」「ロッホローモンド・インチモーン」などという形でリリースされています。
ロッホローモンドはノーマルネックの原酒とストレートネックの原酒のブレンド、インチマリンはのピートでストレートネックのみ、インチモーンはピーテッド麦芽でメインはストレートネックだがピートのフレーバーを強く出すために65%で蒸留されています。

 

ロッホローモンドのラインナップ

スコッチモルトウイスキーソサエティ 135.35

スコッチモルトウイスキーソサエティ 135.35 Stellar stuff!

「星のようなもの」という題名のソサエティボトル。フレーバープロファイルはジューシーオーク&バニラです。
強く焦がした新樽で熟成されており、樽感が非常によく感じられるボトルです。
香りはいちじくやマーマレード、ラム酒のような甘い香り、フレッシュな木。
味わいはチョコレートや大麦の甘さ、コーヒーの渋みやカルダモンなど、複雑か味わいが楽しめます。

 

スコッチモルトウイスキーソサエティ 135.39

スコッチモルトウイスキーソサエティ 135.39 Smoked scrunch munch

「スモーキーなザクザクしたスナック」という題名のソサエティボトル。
フレーバープロファイルはヘビリーピーテッドです。
ソサエティはヘビリーピーテッドのフレーバープロファイルはほとんど出ないことから、そのピートの強さが裏付けられています。
香りは強いガソリンのようなケミカルな香りと燻製されたお肉、アイラの潮っぽいピートではなくどちらかというと重い燻製香。
味わいはローストナッツや強くローストしたコーヒーのようなフレーバー。
題名のスナック感はわかりませんでしたが、ナッツ感がそれなのかなと思われます。

 

ロッホローモンドの年表

1965年 ダンカン・トーマスとアメリカンバートンブランドが所有するリトルミルディスティラリー社により蒸留所建設
1966年 生産開始
1971年 ダンカン・トーマスが買収される
1984年 蒸留所閉鎖
1985年 グレン・カトリーン・ボンデッド・ウェアハウス社がロッホローモンド蒸留所を買収
1987年 生産再開
1993年 グレーン原酒も蒸留される
1997年 火災により300000リットルの熟成中のウイスキーが焼失
1999年 蒸留器を2基追加
2005年 インチモーン、クレイグロッジ、インチマリン12年を発売
2006年 インチマリン4年、クロフテンギア1996 9年、グレンダグラス2001 4年、インチファッド2002 5年を発売
2010年 ピーテッドロッホローモンドノンエイジと、1966ヴィンテージを発売
2012年 インチマリン12年、15年、18年、21年の新ラインナップを発売
2014年 蒸留所をエクスポーネント・プライベート・エクイティ社に売却。シングルモルト12年オーガニック、シングルブレンドを発売
2015年 ロッホローモンドオリジナルシングルモルト、シングルグレーン、2つのブレンデッド、リザーブ、シグネチャーを発売。
2016年 12年、18年を発売
2017年 インチモーン12年、インチマリン12年、18年を発売
2018年 ロッホローモンド50年を発売
2019年 蒸留所をヒルハウスキャピタルマネジメントに売却。50年熟成を発売
2020年 コアレンジを再編、拡張
2021年 45年熟成オロロソフィニッシュリマーカブルスティルを発売

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
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