スコッチモルトウイスキー解説評価 スペイバーン蒸留所 / 吉祥寺 Vision

スペイバーン

スペイバーン蒸留所について、徹底解説していきます。

 

スペイバーンの地理

生産国:スコットランド
地域:スペイサイド

 

スペイバーン蒸留所データと設備

所有者:タイ・ビバレッジ社
設立年:1897年
年間生産能力:450万リットル
仕込水:グランティ川、バーチフィールド川
糖化槽:6.25トン
発酵槽:カラ松4基、ステンレス15基
蒸留器:初留1基、再留2基
熟成庫:

 

スペイバーンの解説

スペイバーン蒸留所は1897年創業の蒸留所で、スペイサイドのローゼズの郊外に位置します。
スペイバーン蒸留所は、蒸留所建設で有名なヴィクトリア期の著名な建築家のチャールズ・ドイグで、スペイバーンはドイグの傑作と言われています。
蒸留所が建てられた場所がもともと処刑場だったことから、迷信部会職人たちはシフト制による夜勤を嫌がったと伝えられています。
創業年の1897年はヴィクトリア女王在位60年のダイヤモンドジュビリーの年で、オーナーはどうしてもこの年に最初のウイスキーを作りたかったそうで、12月最終週に無理やり蒸留したとのことで、このときは窓もドアも完成していない蒸留棟で厚手の外套を着込んで蒸留したそうです。
ただし、このとき蒸留して1897年に間に合ったのは1樽だけだったそうです。

1916年にDCL傘下になり、1962年にSMD社の運営となりましたが、その後1991年にインバーハウス社が買収。
現在はインバーハウス社の親会社のタイ・ビバレッジの所有となっています。

製造はワンバッチ6.25トンで、発酵槽はカラ松とステンレスを使用。
蒸留器は最近新しく入れ替えたもので初留1基、再留2基の構成となっています。
また、スペイバーンは昔ドラム式のモルティングを最初に導入した蒸留所で、その機材は1900年のもの。
1968年には製麦はストップし、現在は業者から購入していますが、その10基のドラム式製麦機は産業史的に価値が高いということで保存指定を受け、現在も保管されています。

 

スペイバーンのラインナップ

スペイバーン 10年

スペイバーン 10年

スペイバーンのオフィシャル。
アメリカ流通の1リットル瓶です。
スペイバーンはアメリカ市場で販売数を大きく伸ばしていることから、アメリカ市場向けの限定ボトルもいくつかリリースしています。
レモンやライムやミントなどのスッキリとした酸味のある味わいと、黄桃のような程よい甘さのバランスが良く、ハイボールにも最適なボトルです。

 

スコッチモルトウイスキーソサエティ 88.15

スコッチモルトウイスキーソサエティ 88.15 Sea salted caramel sauce

「海塩キャラメルソース」という題名の粗サティボトル。
メンソールやハーブのようなスッとする味わいのあと、塩バター味のポップコーン、ほんのり甘いクッキーのようなフレーバーが特徴。
キャラメルソースというのが私にはいまいちつかめませんでした。

 

スペイバーンの年表

1897年 ジョンとエドワード・ホプキンス兄弟といとこのエドワード・ブルグトンがジョン・ホプキンス社を通して蒸留所を創業。
ジョン・ホプキンス社はトバモリー蒸留所をすでに所有していた。スペイバーン蒸留所の建築家はチャールズ。ドイグで、建設コストは17000ポンドかかった。蒸留所はスペイバーン-グレンリベット社に譲渡された。

1916年 DCLがジョン・ホプキンス社と蒸留所を買収
1930年 蒸留停止
1934年 蒸留再開
1962年 スペイバーンがSMDに譲渡される
1968年 ドラム式もモルティングを閉鎖
1991年 インバーハウス社が蒸留所を買収
1992年 12年熟成花と動物シリーズに変わるアイテムとして10年熟成を発売
2001年 パシフィック・スピリッツが蒸留所を買収
2005年 25年熟成ソレラを発売
2006年 インターナショナル・ビバレッジ・ホールディングスがパシフィックスピリッツUKを買収し、インバーハウスのオーナーが変更される
2009年 アメリカ市場向けにノンエイジのブラダン・オラチを導入
2012年 クランスペイバーンを結成
2014年 蒸留所を拡張
2015年 アランタカスクを発売
2017年 15年、コンパニオンカスクを発売
2018年 10年とホプキンスリザーブの2つの限定ボトルを免税店向けに発売。18年熟成を発売

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
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