2014/01/09
渋谷駅を一歩出ると、必ずといって良いほど目にするものが二つあります。
「募金をお願いしている集団」と「ティッシュを配る若者」です。
渋谷駅をご利用になる方は絶対に見たことがあるはず。
特にティッシュを配る若者は一人ではなく必ず4~5人、いやもっとかもしれません。
「ポケットティッシュもらってください攻撃」は駅を少しはなれても続きます。
歩いている人たちは皆少し迷惑そうな態度をとっているのですが、
今まで1度だけ、自らティッシュをもらい続けた友人がいました。笑
以前ブログでご紹介した「異文化のお話」、
その情報を提供してくれた、モルティブ在住の友人。
一時帰国した際、これでもかといわんばかりにティッシュを集めていました。
そういえば、以前テレビで日本のティッシュのクオリティの高さを
紹介していたのを思い出し、冗談半分で「お土産にするの?」と聞くと
「まさか。自分用に持って帰るの。」と即答。笑
行った事もない場所ですが、辛い環境を想像できました。笑
さて、今日は渋谷に行ってきた帰りなので、ティッシュのお話をしようと思います。
皆様、ティッシュの起源はご存知でしょうか?
今では鼻をかんだりメイクを直したり、そんな日用品ですが
ティッシュが生まれた最初の用途は「戦争の道具」なのです。
実はティッシュは第一次世界大戦中、脱脂綿の代用品として開発されたのです。
さらに吸収力を高めたものをガスマスクのフィルターとしても使用していました。
戦争が終結し、在庫が過剰にあまってしまったティッシュ。
それを再利用するためにまず、1924年にアメリカのキンバリー・クラーク
という会社からクリネックスというティッシュペーパーが発売されました。
それからしばらくアメリカでははティッシュ=クリネックスの時代が続きます。
使用用途としましては、鼻をかんだりするものではなく、化粧落としに使われており、
タオルや布の代用品だったらしいので、今のティッシュよりも厚めだったのかもしれません。
このような、ティッシュペーパーが日本に上陸したのはその後、
1963年にキンバリー・クラーク社と、日本の十條製紙とで作った、
スコッティというトイレットペーパーなのです。
このやわらかい感触は、従来ちり紙や、新聞紙でしか鼻をかんでいなかった人々にとっては
衝撃的で、多くの人を魅了し大ヒットとなりました。
そしてその後に発明されたのが「ポケットティッシュ」。
明星産星の社長が広告宣伝のマッチ箱の売り上げ減少に頭を痛めてた時、
その打開策として生み出したのが、広告宣伝用の
ポケットティッシュを作る機械だったのです。
ポケットティッシュが日本中に広まったきっかけとして、
1970年に富士銀行(現・みずほ銀行)が口座開設の粗品として
20万個配布したことを挙げる説があります。
その後もポケットティッシュは細々と何かの景品や、
銀行の粗品等として使われていたようです。
しかし、とある事件を契機に更に認知度が高まったとされています。
それは、石油ショックで、トイレットペーパーが無くなった事。
実のところこの石油ショックそのものでは、トイレットペーパーや石鹸は作れたのですが、
噂が噂を呼んで、国民全員で買い占めたので、品薄になったのが実情で、
たいした事は無かったのですが、パニックというものは恐ろしく、
お店にはこうした品物がなくなりました。
このときにいくつかの会社がポケットティッシュを配ったところ、
たちまち人が殺到、甚大な宣伝効果となったというのです。
これが、広告としてのポケットティシュの転換期であったといわれています。
そして、やさしい肌触りと宣伝力に適したこの媒体は、
消費者金融のマーケティング担当の人の目に止まることとなるのです。
消費者金融としましては、当時の悪いイメージを払拭する必要があったのと、
宣伝費費用が安くて、しかも手軽で、狙った層に、
ダイレクトに宣伝できると踏んでやりだしたのです。
その後、その効果を知った様々な企業や団体が、こうした街頭ティッシュ配布をはじめて、
現在に至る、という訳なのです。
現在のポケットティッシュは簡単な情報だけでなく、QRコードで
様々なクーポンをが拾えたりして、次代とともに、ポケットティッシュも進化しています。
今後のポケットティッシュの進化に注目ですね!
今日は何てこと無い、ポケットティッシュのお話でした。
さて、お酒はこちらです。
ハイラムウォーカー テンハイ
ストレートバーボンです。
ティッシュと同じアメリカ生まれなので。
Takayo Mano
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