アードベッグ蒸留所 ハイパーノヴァ他限定ボトル飲み比べ / 恵比寿 VinSanto

2023/01/08

アードベッグ

アイラ島の人気蒸留所、アードベッグ。
アイラフェスで毎年リリースされるアードベッグデーの限定ボトル他、意欲的で個性的なリミテッドボトルを次々と発表することでも知られるアードベッグは、世界中にアードべギャンと呼ばれる熱心な愛好家が多いことでも有名ですね。

今回は2022年にリリースされた話題のボトル、ハイパーノヴァを含むアードベッグ蒸留所のボトルをまとめてご紹介致します。

 

  1. ピート香とは?
  2. ピートマニアの聖地 アイラ島
  3. アードベッグ蒸留所について
  4. Ardbeg 10y アードベッグ 10年
  5. Ardbeg 19y Traighbhan アードベッグ 19年 トリーバン
  6. Ardbeg Scorch アードベッグ スコーチ
  7. Ardbeg Arrrrrrrdbeg アードベッグ アーーーーーーードベッグ
  8. Ardbeg Hyper nova アードベッグ ハイパーノヴァ

 

1. ピート香とは?

そもそもピート香とはなんでしょうか?
ピートとは、泥炭を意味する言葉でコケや海藻、植物などが枯れて堆積した自然炭化したものの総称です。
スコットランドは低温多湿な自然環境で、非常に多くのピートが採れることでも有名です。
ウィスキーを作る作業の際、原料となる大麦の麦芽を乾燥させるのですがこの時にピートを焚いてその独特の香りを大麦麦芽に移すことによって、ピート香と言われる独特なスモーキーフレーバーを持ったウィスキーが生まれます。

ちなみにこのピート香、日本ではよく正露丸などの薬品や消毒液、煙くさいなどの表現をされますね。これだけ聞くと、とても飲みたくなるようなイメージは湧かないと思うのですが、世界中のモルトファンを虜にする魅力を持っているのがピート香なのです。

中でも特に強いピートと個性で知られるのがスコットランドはアイラ島のウィスキー、アイラモルトです。

 

2. ピートマニアの聖地 アイラ島

ピートに取り憑かれたウィスキー飲みが必ずたどり着くのがアイラモルト、といっても過言ではないでしょう。
スコッチウィスキーの中でも特別強いピート香と個性を持ったクセの強い銘柄が揃っています。

アイラ島はスコットランドの島で面積600km2、人口約3000人程度と決して大きくはない島ですが、ウィスキー産業と観光が非常に盛んで特に世界中のピートウィスキー飲みからは「聖地」として崇められる存在です。
各地にある蒸留所の中にはビジターセンターや宿泊施設なども備えたところもあり、蒸留所見学のツアーなども頻繁に行われているようです。
ウィスキーファンならば一度は訪れたい聖地、それがスコットランドのアイラ島なのです。

 

3. アードベッグ蒸留所について。

今回ボトルをご紹介するアードベッグ蒸留所について、簡単に触れておきます。

1815年創業の蒸留所で、アイラ島の住人のジョン・マクドゥーガルによって建設されたアードベグ。
それ以降マクドゥーガル家によって運営されてきましたが、1973年にハイラムウォーカー社とDCL社によって買収されました。
しかしながら1981年にウイスキー不況によって閉鎖が決定。
1997年にグレンモーレンジィ社が買収し、それ以降のモルトブームに乗り、挑戦的なボトルを多数リリースすることで復活。
現在は「アードベギャン」と言われる熱狂的なアードベッグファンを生み出している人気の蒸留所ですね。

名前の由来はゲール語で「小さな岩礁」。
ピートの強さは60ppmで、アイラ島で通常リリースされているものの中では最も強いことでも知られています。

 

4. Ardbeg 10y
アードベッグ 10年

アードベッグ 10年

まずはアードベッグ蒸留所の定番ボトルである10年熟成、通称アードベッグテンです。
同蒸留所の定番にして、基本となるのがこちらのテン。
スモーキーフレーバーに強いピート香と、アードベッグの個性を完全に現した一本なので何はともあれまずはこちらからスタートして頂きたいボトルです。
素晴らしい完成度で、個人的にはスコッチウイスキーのオフィシャルボトルの定番商品の中では最も完成されているのではないかと思うほど。
こちらはソーダ割にしても美味しく飲めるのでオススメです。

 

5. Ardbeg 19y Traighbhan
アードベッグ 19年 トリーバン

アードベッグ 19年 トリーバン

19年熟成という非常に長い熟成期間の原酒をボトリングしたのがこちら、トリーバン。
定番商品という位置付けではありますが、スモールバッチで少量生産ということもあり年に一度のペースでリリースされています。
アードベッグに限らず長期熟成のアイラモルトは非常に貴重で稀少です。

ピーティーでスモーキーなアードベッグの特徴をしっかりと表現しながら、長期熟成ならではの複雑なフレーバーや優しい余韻も楽しむことが出来ます。

 

6. Ardbeg Scorch
アードベッグ スコーチ

アードベッグ スコーチ

こちらは 2021年のアードベッグデー限定ボトルです、その名もスコーチ。
蒸留所の3番倉庫に住み着き強烈なスモーキーなブレスを吐くという伝説の竜をモチーフにデザイン、炎と煙のニュアンスをウイスキーに存分に現した強烈な一本。
通称・ドラゴンのアードベッグとして2021年は大人気だった一本。
2022年のアードベッグデーボトルと並べて飲むのもオススメですね。

 

7. Ardbeg Arrrrrrrdbeg
アードベッグ アーーーーーーードベッグ

アードベッグ アーーーーーーードベッグ

アードベッグ蒸留所で2007年から2020年までの13年間所長を務めた人物、ミッキー・ヘッズ所長の引退を記念してリリースされた限定ボトル。
ラベルには海賊船アードベッグ号の舵を取る船長に扮したミッキー氏が描かれています。
シンプルなデザインのボトルが多いアードベッグの中では一際目を引くボトルですね。
なんともユニークなタイトルは、海賊がYESをArrrと表記することからとったんだとか。

ライウイスキー樽で熟成、スパイシーながらも柑橘やメロン、キウイなどのフルーツの甘やかなニュアンスも。

 

8. Ardbeg Hyper nova
アードベッグ ハイパーノヴァ

アードベッグハイパーノヴァ

アードベッグのリミテッドボトル待望の最新ボトル。
ファンの中でも特に人気の高かったスーパーノヴァ、アードベッグシリーズで最も高いピートレベルを誇る刺激的なこちらのシリーズをさらに超える異次元のピートレベルがこちらのハイパーノヴァなのです。

170ppmというあり得ないほどのフェノール値は、パワフルで圧倒的なスモーキーフレーバー。
刺激的な口当たりながらもラベンダーやチョコレートなどのニュアンスも感じることができます。
とんでもないフェノール値ではありますが、全体のバランスが良いので決してクセだけが角立つことがないので、意外とスムーズに飲めるという感想も。
残り僅かです、まだの方はお早めに。

 

Naoshi Morioka 森岡尚史

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