BARで嗜むシガーの基礎知識 応用編 / Vision

シガーは単体で楽しんでも充分満足しますが、お酒などのドリンクや、フードと合わせて楽しむというのも魅力の一つです。
このように、合わせて楽しむことを「マリアージュ」といいます。
ということで今回はマリアージュの考え方と例をご紹介します。

 

 

1. シガーとのマリアージュの考え方

シガー各種

基本的な考え方として、シガーは火をつけて煙を吸うもののため、吸い進めていくと、口の中が熱く、辛くなっていく傾向にあります。
私はシガーを4つに分けて考えています。

① 着火直後
② 1/3くらい吸ったタイミング
③ 2/3くらい吸ったタイミング
④ 味わいのピーク

一様に当てはまるわけではありませんが、①〜③の順に熱く、辛くなっていく傾向にあります。そのうえで、④の味わいのピークがどこかにあります。一番美味しいタイミングで、それは香りが一番立つポイントです。

一般的には、①から③の順番に合わせるものの味を濃くしていく形となります。具体的にはシガーの煙を和らげるために甘いものをあわせます。
また、④のタイミングで一番自分が好きなものを合わせると良いでしょう。

 

2-1. お酒とのマリアージュ グレンモーレンジィ ラサンタ

グレンモーレンジィラサンタ

グレンモーレンジィは樽熟成にこだわりを持つ蒸留所で、バーボン樽熟成のあとにシェリー樽に移し替えて熟成させたウイスキーがこちらのグレンモーレンジィラサンタです。
バーボン樽由来のバニラやオレンジのような風味とココアの香り、シェリー樽由来のレーズンやちょっと重めのドライフルーツの甘さが特徴ですが、この先に紹介するものよりは比較的甘さ控えめのため、①の着火直後くらいに合わせると良いでしょう。

 

2-2. お酒とのマリアージュ マッカラン12年

ザマッカラン12年

シガー合わせの王道といえば、マッカランです。
シェリー樽熟成の濃く、甘いウイスキーの代表格。
スペイサイドの蒸留所で、スペイサイドでも小さい蒸留器で濃厚に蒸留されたものをシェリー樽熟成させた、ウイスキーのロールスロイスと呼ばれる高級ウイスキーです。
②、③あたりのシガーの中盤から後半に向けてのタイミングが非常に合います。

 

2-3. お酒とのマリアージュ グレンドロナック12年

グレンドロナック12年

シェリー樽の中でも、オロロソシェリー樽とペドロヒメネスシェリー樽で熟成させた濃厚シェリー樽熟成のウイスキーです。
充分にシガーの後半の方に飲んでも満足度の高いウイスキーです。

 

2-4. お酒とのマリアージュ アイラ系モルト

ラフロイグ

実はアイラ系の煙の薫りが強い癖の強いモルトを合わせることで、シガーの煙を更に強調させるような形で合わせるお客様もいっぱいいます。
そこは好みです。

 

3-1. フードとのマリアージュ チョコレート&ドライフルーツ

ドライフルーツ

シガーの辛さを中和するという意味でも、甘いチョコレートは絶品です。
適度な苦さもシガーの風味を引き立ててくれます。
また、ドライフルーツのような酸味のある甘さも大変相性が良いです。
当店のドライフルーツは最近砂糖を使用しないドライフルーツに切り替わりました。

 

3-2. フードとのマリアージュ ナッツ

ミックスナッツ

ナッツは油分を含むので、その油分が口の中をコーティングして煙を和らげる効果があるので、ナッツは相性が良いと言われています。
当店のナッツは最近切り替わり、トリュフ風味になっています。シガーとの相性も良いのでぜひよろしくお願いいたします。

 

3-3. フードとのマリアージュ ステーキ(肉類)

ステーキ

ナッツと同じように、肉の油分がシガーとあいまって大変美味しくなります。
贅沢を言うと、「美味しいお肉の美味しい油分がより美味しくなります」ということなので、当店に来るお客様の中では一部、近くの有名店でステーキを食べてからご来店されるお客様もいます。

 

Wataru Kobayashi 小林渉
Vision Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
Google Map 武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
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