2020/03/15
平井のブログ第26弾は東ハイランドにあるロイヤル・ロッホナガー蒸留所をご紹介します!
蒸留所はディー川の上流域、そしてバルモラル城のそばにあり、一帯はロイヤル・ディーサイドとも呼ばれているそうです。
バルモラル城は英王室の夏の休暇地として使用されているものでもあります。
蒸留所設立は1845年に地元の資産家、ジョン・ベッグという人物によって設立されました。
そして、3年後の1848年にヴィクトリア女王が隣のバルモラル城を買い、夏の離宮としました。
ジョン・ベッグはさっそく隣人に「1度、蒸留所を見学に来ませんか」という手紙を書いたところ、翌日の夕方、突然女王一家が来訪。
そして数日後、ワラント(称号)を与えたとされています。
以来、ロッホナガーは頭にロイヤルを付けて呼ばれるようになりました。
続いて製造ですが、今でも伝統的な開放式のマッシュタン、たった2基の小さな蒸気加熱のスチル、ワームタブを使用し、そのモルトウイスキーにハイランドモルトの際立った特長を与えています。
ロイヤル・ロッホナガー蒸留所は、ウイスキー作りの全ての工程を手作業で行う伝統的な蒸留所としては数少なくなった蒸留所の1つです。
樽熟成は、アメリカンオークを主体に熟成させ、さらにヨーロピアンオークを加えています。
ジョニーウォーカーブルーラベルのキーモルトとしても有名なロイヤル・ロッホナガー。
是非召し上がってみて下さい!