シャトードブルイユとは？ りんごのブランデー カルヴァドス / 恵比寿 VinSanto

当店ヴィンサントは、入口のウイスキーショップのボトル棚が隠し扉となっている、アメリカ禁酒法時代に流行した、スピークイージーというスタイルの隠れ家バーです。

皆様、カルヴァドスというお酒をご存知でしょうか？
ブランデーというと、通常は葡萄を原料として作られますが、カルヴァドスは主に林檎（洋梨をブレンドすることもあります）を原料として作られる、林檎のフランス産ブランデーです。

シャトードブルイユはそんなカルヴァドスの名手として、本国フランスはもちろん世界中にファンを持つシャトー。
今回はこちらのシャトードブルイユの新入荷限定ボトルのラインナップをご紹介致します。

• Château du breuil VSOP シャトードブルイユ VSOP
• Château du breuil 8y シャトードブルイユ 8年
• Château du breuil 12y シャトードブルイユ 12年
• Château du breuil X.O 20y シャトードブルイユ X.O 20年

Château du breuil VSOP
シャトードブルイユ VSOP

シャトードブルイユのラインナップの中では最も若い熟成期間4年が、こちらのVSOPです。
ウイスキーだと、若いというとパワフルで荒々しく、まだまだお酒として荒削りなイメージがあるかも知れませんが、カルヴァドスは若いと林檎のフレッシュな果実味を鮮明に感じることが出来ます。
個人的にはカルヴァドスに関しては古酒の複雑な味わい香りも素晴らしいですが、若いカルヴァドスのフレッシュさを感じてもらえると、よりお酒の楽しみが広がるかなと思っています。
ストレート、ロックは勿論カクテルベースとしてもオススメですね。

Château du breuil 8y
シャトードブルイユ 8年

こちらはVSOPよりも倍の熟成期間、8年のボトルです。
シャトードブルイユの定番商品、フィーヌの上位互換なイメージのこちらの8年。
甘い香りは林檎だけでなく、バニラやナッツのようなニュアンスも混ざり、フルーティーで非常にバランスの良いお手本のようなカルヴァドスです。

Château du breuil 12y
シャトードブルイユ 12年

こちらは12年熟成のシャトードブルイユ、これくらいの熟成期間になってくると、林檎のフレッシュな酸味や甘みが徐々に抑えられて、樽由来のウッディなニュアンスと、熟成によってアルコールの角が取れ丸みをおびた印象に仕上がってきます。
VSOPから順番に飲み比べたとすると、こちらの12年を飲んだ時にはわお酒としての完成度が高められている、というのを凄く実感出来るのではないでしょうか。
やっぱり比べて飲むと個性や特徴、違いがわかりやすいのでオススメですね。

Château du breuil X.O 20y
シャトードブルイユ X.O 20年

最後にご紹介するのはこちらの20年熟成、今回のラインナップの中では最も長い熟成期間のボトルです。
黒いボトルからしてとても高級感に溢れてますよね、シャトードブルイユはボトルの形も非常に特徴的なので、他のカルヴァドスよりもインパクトがあって覚えやすいかも知れませんね。
こちらはハチミツ、シナモン、スパイスなどのフレーバーが複雑に混ざり合っており、樽熟成によってタンニンがしっかりと現れてフルボディな力強いブランデーに仕上がっています。
ウイスキーは昨今の価格高騰で、20年熟成だとなかなかの良いお値段になってしまっていますが、カルヴァドス始めブランデーは長期熟成のボトルでもまだまだウイスキーに比べると遥かにお手頃な価格で楽しむことが出来るのも魅力ですね。

Naoshi Morioka  森岡尚史

VinSanto Bar & Whisky shop 恵比寿
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