ソムリエ厳選 おすすめの極甘口デザートワイン5選 / 恵比寿 VinSanto

デザートワイン

当店ヴィンサントは、入口のウイスキーショップのボトル棚が隠し扉となっている、アメリカ禁酒法時代に流行した、スピークイージーというスタイルの隠れ家バーです。

店名にもなっているイタリア・トスカーナ州のヴィンサントを中心に、世界各国・様々なタイプの甘口デザートワインを取り揃えており、常時ガラスで10種類以上の甘口ワインを楽しむことが出来るのも当店の特徴です。
今回はソムリエ厳選の甘口デザートワインをご紹介致します。

 

ヴィンサントってどんなワイン?

ヴィンサントとはイタリアの甘口デザートワインの一種で、聖なるワインという意味の名前を持つトスカーナ州を代表する食後酒として楽しまれています。

主にトレッビアーノやマルヴァジアといった白葡萄を使用して作られますが、中にはサンジョヴェーゼなどの黒葡萄から作られるヴィンサントもあります。

そして使用する葡萄は風通しの良い場所で、麦わらの上に並べたら垂木に吊るしたりして陰干し、乾燥させます。これによって葡萄はレーズンのような状態となり水分が抜けて糖分が凝縮されるのです。

つまり、通常の葡萄よりもワインとなる為のエキス分が非常に少なくなる為一本のワインを作る為にも通常のワインよりも数倍以上の葡萄が必要になります。

更に糖分が高いワインの発酵は難しく、最低でも3年の熟成期間が必要となります。生産者によっては5年10年と熟成させることも珍しくなく、とても手間暇とコスト、時間を必要とする貴重なデザートワインがヴィンサントというお酒なのです。

生産者によっては元々は自家需要や贈答用のみで仕込んでいたりと商業用で作っていないことも多く、生産本数の少なさと輸出量の少なさから日本では特に珍しいワインかも知れません。

 

その他の甘口ワインについて

ヴィンサント以外にも甘口のデザートワインはあるのでしょうか?
もちろん、世界中の国々で様々なタイプの甘口デザートワインを作っています。
大きく分けると以下のようなタイプに分類できます。

【貴腐ワイン】

貴腐菌というカビ菌を使い育てた葡萄から作られる甘口ワイン。
甘さのほかにカビ由来の複雑で独特な香りと風味があり世界中にファンの多い有名なデザートワインです。
最も有名なのはフランス ボルドーのソーテルヌ、ハンガリーのトカイ・エッセンシア、それにドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼがありますね。

【アイスワイン】

その名の通り葡萄を凍らせてシャーベット状にして糖度を高める製法の甘口ワイン。
カビ菌を使用していないのでピュアでクリアな甘さが楽しめます。
ドイツ、カナダがアイスワインの有名な産地です。

【遅摘みワイン】

通常の葡萄収穫時期よりも遅らせて収穫することで、熟して糖度の上がった葡萄となっているものを使用して作られる甘口ワイン。
貴腐やアイスワインに比べると特別な製法などを必要としないので比較的リーズナブルに楽しめる銘柄が多いですね。

 

Domaine alaine brumont larmes celestes
アランブリュモン ラルムセレスト

アランブリュモン ラルムセレスト

アランブリュモンはフランス南西地方マディラン、ガスコーニュのワイナリー。
ボルドーがあまりにも有名なのでその影に隠れて目立たない南西地方ですが、実はワインの銘醸地でありフォアグラやキャビアなど高級食材の産地でもある、世界的な美食文化の地なのです。

そんな南西地方の伝統的な葡萄品種、プティマンサンから作られる甘口ワイン。
先述のデザートワインの種類説明でも登場した、遅摘み葡萄から作られるワイン。

フローラルな香りが心地良い、さっぱりとした甘口ワイン。チーズとも相性が良いです。

 

Domaine alain brumont brumaire
アランブリュモン ブリュメール

アランブリュモン ブリュメール

同じくアランブリュモンの作る甘口ワイン、ブリュメール。
ラルムセレストと同じく遅摘みのプティマンサンから作られます、こちらは2011ヴィンテージと約10年間の熟成を経た上質なデザートワイン。

濃厚な甘さとエレガントな煮詰めたフルーツの香り、樽香が絡み合い長い余韻を楽しむことが出来る一本。
まさに締めの一杯にふさわしいデザートワインです。

 

Koyamawines noble riesling
コヤマワインズ ノーブルリースリングル

コヤマワインズ ノーブルリースリングル

コヤマワインズは日本人醸造家・小山竜宇さんがニュージーランドにて2009年に設立したワイナリー、ラベルに描かれているドラゴンのエチケットは竜宇さんの名前からとったそう。
日本人が遠くニュージーランドの地でワイン作りを行っているなんてなんとも感慨深いですよね、実はニュージーランドで活躍する日本人醸造家は小山さんだけではなく、クスダワインズの楠田さん、サトウワインズの佐藤さん、キムラセラーズの木村さんと実は沢山の日本人醸造家がニュージーランドでワインを作っているんです。
興味のある方は是非こちらもチェックしてみてくださいね。

こちらのノーブルリースリングは甘口のデザートワイン、白い花やジャスミンなどのフローラルなアロマが上品な香り。繊細で凝縮感のある果実味、酸味がバランスよくスッキリと楽しめるデザートワインです。
少し冷やしても美味しいですね。

 

d’Arenberg wrinkled riesling
ダーレンベルグ リンクルドリースリング

ダーレンベルグ リンクルドリースリング

こちらはオーストラリアで作られる貴腐ワインです。
貴腐菌をつけて葡萄を腐敗させてから収穫、絞ることにより糖度を上げるタイプの甘口ワインで、貴腐菌由来の独特なフレーバーを楽しむことが出来ますね。

レモンパイやジャムのような甘酸っぱく香ばしい風味、蜂蜜のようやこってりとした甘さが広がります。
個人的には、甘口ワインの入門編としてもオススメさせて頂きたい銘柄の一つです。

 

Tenuta di artimino vinsanto del chianti
テネータディアルティミーノ ヴィンサント

テネータディアルティミーノ ヴィンサント

最後はやっぱり当店の最推し銘柄、ヴィンサントです。やはりVinSantoの店名を掲げる当店としては絶対に飲んで頂きたい甘口ワインがヴィンサントですね。

アルティミーノは、イタリアの貴族・メディチ家の別荘として建てられたワイナリーで、世界遺産にも登録されている由緒正しき建物なんだそう。
そんな伝統的な場所で、環境と土壌に対して配慮した高品質なワイン作りを行っているワイナリーです。

濃厚な葡萄の凝縮感、熟成による枯れ感、ドライでコクのある深い余韻の甘さはまさにお手本のようなヴィンサントです。

 

Naoshi Morioka  森岡尚史

VinSanto Bar & Whisky shop 恵比寿
03-3464-4641
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