恵比寿のソムリエバーテンダーががオススメする BARで飲むワイン / VinSanto

前回は、店名にもなっておりますイタリアの甘口デザートワイン、ヴィンサントをご紹介しました。
では甘口以外のワインはないのかといえば、勿論そんなことはありません。
イタリアを中心に様々な国や地域のワインを豊富に取り揃えており、バイザグラスでもお楽しみ頂けます。

当店でのグラスワインは一貫したテーマとして、【BARで飲むワイン】を掲げています。
ワインと言えば、マリアージュの観点がやはり外せないと思いますが、レストランではなく敢えて BAR で楽しむ一杯。
そんなテーマを持ったワインをソムリエがチョイス、今日は BAR で飲むグラスワインのオススメをご紹介していきます。

 

 

1. Sangervasio Rosa Spumante

サンジェルバシオローザ

まずは一杯目。やっぱり、最初はキリっと冷えたスパークリングで喉を潤したいですよね。
イタリアではスパークリングワインを総じてスプマンテと呼びます、数あるスプマンテから見た目にも華やかなロゼをチョイス。
ロゼのスパークリングというとちょっと高価なイメージがあるかもしれませんが、お手頃な価格で高品質なロゼスプマンテが楽しめるのもイタリアワインの魅力の一つ。

こちらのサンジェルバジオは前回、ヴィンサントのオススメ銘柄「レチナイオ」でもご紹介したトスカーナ州の生産者。
ラズベリーや白い花のアロマ、軽快な泡立ちと心地よいタンニンも感じられ、ロゼですが甘さはなくキリっとドライな味わい。
これから始まる楽しい時間を予感させてくれるような、そんなロゼスプマンテです。

 

2. Domaine Ninot RULLY LA BARRE

ドメーヌニノ

さて、喉も潤ったところで白ワインにいきましょう。
こちらはイタリアではなく、フランスはブルゴーニュの白ワイン。
ドメーヌニノは1376年にまでその歴史を遡ることができる非常に古い歴史を持ったワイナリーです。
リュリーとはブルゴーニュのコートシャロネーズ地区にあるワイン産地で赤はピノ・ノワール、白はシャルドネを使用し両方のワインを生産される地区ですが、白ワインの生産量が約2倍程度多い為イメージは白が有名かも知れません。
上質なワイン産地であるリュリーですが、コートドール地区のワインと比べると知名度はまだまだ低い為高品質である割に価格は控えめな何とも良いことづくめなワインですね。

ニノの現当主はエレルさんという女性の醸造家で、伝統的なブルゴーニュの造り方を守りながらも最新の醸造学を積極的に取り入れる新鋭。
作り出されるワインは丸みがありどこか女性的な雰囲気、フルーティーで厚みがありバランスがとても優れた味わいです。
ゆっくりと時間をかけて味わいたい。そんな、BARの白ワインです。

 

3. MonchieroCarbone Pelisa

ペリーザ

3杯目となれば、いよいよ赤ワイン。まずは軽快な赤ワインをお楽しみ頂きます。
造り手のモンキエロカルボーネは北イタリアピエモンテ州のワイナリー。
ピエモンテといえばイタリアワインの王様バローロや女王バルバレスコがあるランゲ地区がとても有名ですが、モンキエロのあるロエロ地区もまた注目のワイン生産地区の一つです。
2005年にはロエロが DOCG(原産地呼称ワイン)に昇格、2014年にはバローロバルバレスコから独立してロエロ協会が発足、この協会の会長をモンキエロの当主フランチェスコが務めています。更には同年2014年、ロエロの葡萄畑の景観が世界遺産にも認定されるなど、ロエロ地区は盛り上がりをみせている生産地区。

この地区では白ワインのロエロアルネイスが有名ですが、こちらのペリーザはバルベーラという葡萄品種で作られる赤ワイン。
バルベーラはイタリアの赤ワイン用品種としてはサンジョヴェーゼ、モンテプルチャーノに次ぐ3番目に栽培面積の多い非常にポピュラーな黒葡萄です、軽快な若いワインから長期熟成に至るまで幅広いワインが作られることでも知られるイタリア代表選手がこのバルベーラ。

ペリーザは非常に滑らかなタンニンでフレッシュな酸味とベリー系果実のニュアンスを持ったとても軽快なワインで人気の一杯。白ワインから赤ワインへと舌を繋いでくれる優しい赤ワインです。

 

4. Cortefigaretto AMARONE della Valpolicella

コルテフィガレット

最後にご案内するワインはこちら。
北イタリアヴェネト州の原産地呼称ワイン・アマローネ、ヴィンサント同様に陰干しした葡萄から作られるワインですが、こちらは陰干しで高められた糖度を残さずほとんどアルコール発酵させるため、辛口で14度程度と通常の赤ワインよりもやや高めのアルコール度数となります。
陰干しによる果実味の凝縮感、濃厚で芳醇な味わいが特徴的でイタリアを代表する高級ワインの一つとしても日本でも有名でとてもファンの多い銘柄。
かのアメリカ合衆国前大統領オバマ氏も愛してやまなかったワインだそうで、国賓を招いての晩餐会などではこのアマローネを振る舞ったそうですよ。

造り手のコルテフィガレットはヴェネト州ヴェローナの北側、ヴァルポリチェッラのサブゾーン・ヴァルパンテーナで最小規模の家族経営カンティーナ。
パンテーナ渓谷の北側にそびえるレジーナ山脈の影響で夏には非常に暑くなるヴェローナですが、ヴァルパンテーナでは夜になると風向きが変わりアルプスからの冷たい風が吹くことで昼夜の寒暖差が大きく、結果香り高く甘味がありアマローネにうってつけの葡萄が収穫できるそう。
3代目オーナーのマウロ氏はそのヴァルパンテーナのミクロクリマに恵まれた畑のポテンシャルを信じて僅か7ha程の畑から品質重視のワインを造っています。

重厚でドライ、アルコールのボリーム感と果実の凝縮感、芳醇な香りのアマローネはワイン単体で完結出来る力を持ったまさにBARで飲むワインと言えるでしょう。
もちろんお肉料理と合わせても良いですね。

いかがでしたでしょうか、BARのおすすめグラスワイン。レストランとは違う、空間や雰囲気を含めてBARならではのワインを楽しんで頂けたらと思います。

 

次回はスコッチウィスキーのボトラーズを厳選してご紹介致します。

 

Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Private room 恵比寿
03-3464-4641
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