年末年始のお食事シリーズ / 赤坂見附 Algernon Synonym

2014/01/03

年越し蕎麦のお話御節のお話ときたら、次はやっぱりお雑煮のお話!

1月2日、ちゃんと食べてきましたー!お雑煮!
昔から、1月2日の朝ごはんはお雑煮です。お餅の入った汁物、お雑煮。

お雑煮は一年の無事を祈りお正月に食べる伝統的な日本料理です。

沖縄を除く日本各地でお雑煮を食べる風習があるんですよ!
お餅の形やお出汁、具の種類にいたるまで、地方や家庭ごとに千差万別!

わたしの友人は正月に限らずお雑煮を食べるのだとか。笑

でも、多くの方はやっぱりお正月ですよね!

お雑煮にはお餅がつきものです。
お餅は昔から日本人にとってお祝い事や特別の日に食べる「ハレ」の食べ物でした。

そのため、新年を迎えるにあたり、お餅をついて
他の産物とともに歳神様にお供えをしました。

そして元日にそのお供えをお下がりとして頂くのがお雑煮です。

お雑煮を食べる際には旧年の収穫や無事に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈ります。
お雑煮は、御節と同じく、祝膳として古くから食べられているのです!(^^)

「雑煮」の語源は「煮雑(にまぜ)」で、いろいろな具材を煮合わせたことからきています。

ちなみに我が家のお雑煮はシンプル。
人参と大根と、お出汁とお餅です。( ´ ▽ ` )ノ

雑煮の歴史は古く、室町時代頃にはすでに食されていたようです。

かつて、武士の宴会では必ず一番初めに酒の肴として雑煮が振舞われていました。
実はお雑煮はもともと、お正月のお料理では無かったのです。

お雑煮は宴の一番最初に食べる縁起のよい料理で、
雑煮を食べなければ宴がはじまりませんでした。

そしてこの習わしをもとに、一年の始まりである元日に
雑煮を食べるようになったと言われています。

当時餅の原料である米は高価なものであったため、一般庶民のお雑煮には餅の代わりに
里芋が入っていたようです。今でも、里芋をいれて食べる家庭も少なくありませんよね(^^)

江戸時代に入ると、一般庶民でも簡単に餅が手に入るようになり、
北海道や沖縄を除いて全国的にお雑煮で正月を祝うようになりました。

味噌味としょうゆ味、丸餅と角餅などの東西のお雑煮の違いは、
江戸時代からすでにあったと考えられています。

現在では北海道でもお雑煮の食文化がありますが、
それは明治以後に本州から移り住んだ人々が持ち込んだと考えられています。

一方、沖縄には今も雑煮文化はありません。(´・_・`)知りませんでした。

そしてそのスタイルについて。

お好み焼きの切り方や、出汁の味付けの異なる東西。
実はお雑煮の味わいや作り方も違うのです。

まず、お餅について。

関西地方では丸餅、寒冷地や東京周辺は角餅を使う傾向があります。我が家も角餅。
江戸時代、江戸には人口が集中していました。

そのため一つずつ手で丸める丸餅より、手っ取り早く
数多く作れる角餅が使われたと考えられています。

一方関西では 昔から「円満」の意味を持つ縁起ものの丸餅が使われていました。

関ヶ原の合戦の影響で、岐阜県関ヶ原を境に
西日本が丸餅で東日本が角餅に分れたという説もあります。

実際はどうなのでしょう?お餅の形を意識して食べたことがありませんでした。笑

次に汁の味付け。

関西地方のお雑煮は白味噌仕立てです。
東日本と近畿を除く西日本では圧倒的にすまし汁仕立てです。
出雲地方や能登半島の一部などでは小豆汁のお雑煮を食す地域もあります。

最後は具について(^^)

具はその土地の産物が入ります。
ダイコン、ニンジン、ネギなどの野菜に加えて、例えば東北なら山菜やキノコ、
新潟ならサケやイクラ、千葉なら海苔、島根ならハマグリ、広島なら牡蠣…などなど。

山村なら山の幸、漁村なら海の幸が盛り込まれますが、
逆に山間部などでは普段手に入りにくい塩ブリなどを
お正月ならではのごちそうとしてお雑煮に入れることも多いようです。

海の近い伊豆にある我が家のお雑煮に、海産物が入っていないのは
腑に落ちませんが、とりあえず置いておきましょう。笑

皆さんのご自宅のお雑煮は、どんな味ですか?(^^)
わたしは我が家のシンプルなお雑煮しか知らないので、ちょっと気になりますね^^;笑

母も、このブログを読んでいるはずなので、来年に期待するとします。笑

というわけで、今日は久々に赤坂から、お雑煮についてお送りしました!

お正月もあっという間に三ヶ日が終わりますね。
まだまだお休みの方は、ゆっくりしてくださいね(^^)

これから仕事だー!という方は、スイッチオン!頑張っていきましょう!( ´ ▽ ` )ノ★

では最後に、今日のお酒。

キュヴェ デ ザンバサドゥール ブリュット
コント オドワン ド ダンピエール シャンパーニュ!

名前が長い!笑

とにかく、新入荷の、特別なシャンパーニュ!是非!

Takayo Mano

—–
bar Algernon Synonym / 赤坂見附

*17:00 – 0:00 (日祝定休), 17:00 – 2:00(金、祝前日)

*TEL 03-3586-0535

*港区赤坂3-10-6 雪華堂ビル 3F / Google map

銀座線・丸の内線 赤坂見附駅 10番出口より徒歩2分
半蔵門線・有楽町線・南北線 永田町駅 10番出口より徒歩2分
千代田線 赤坂駅 1番出口より徒歩6分

*facebook

 

Related Posts