やる気みなぎる / 赤坂見附 Algernon Syn.

2016/01/18

先日、お休みを頂き、友人とバイオリンと
ギターのデュオの演奏を聴いた後、
ものすごく騒がしい居酒屋さんではありますが、
かなり久々に友人の近況を聞くことができました。

わたしは、しっている方はしっていると思いますが、
かつて本気で陸上競技に打ち込んでいました。

わたしは砲丸投げでしたが、友人は長距離選手。

8年ほど前に現役から退いた自分とは違い、
彼女はいまでも、現役バリバリのランナー。

聞くと、東京オリンピックを本気で目指しているといいます。

中学ではかなり名の知れた選手で、名門の高校に入学。

高校では、高校長距離界の夢舞台、
都大路のアンカーをトップで駆け抜けた選手でした。

しかし、それから辿った道のりは決して楽なものではなく、
実業団ではなく、普通に仕事をしながら走っています。

それでも、オリンピックを目指す
という気持ちには少しもぶれはありません。

彼女を取り巻く環境は、本当に厳しいものです。

事実、練習時間の確保が大きな課題のようでした。

 

と、そんな話をした直後、非常に胸を打たれる記事を発見しました。

わたし自身も、痺れる話題です。

渋谷ヒカリエで1番売上が高い
店を出してる会社の、社長さんのお話です。

社長は19歳でアメリカに渡り、約10年日本に戻らず、
世界中を渡り歩いたそうです。

ある国でモノを買い、次の国で付加価値をつけて売る
を繰り返して繋いでいました。

貧しい国では、7歳の子供が露店で商売しており、「それ売れるの?」
と聞いたところその子供は「売れないことを考えた事がない。
売らなきゃ妹2人が食べるものが手に入らない」と応えたのだとか。

この少年同様、こちらの社長、
売れない理由、できない理由を探さない。

売れることしか、できることしか考えない。と言うのです。

特に、日本人はできない理由を探す癖があると。

日本に帰って最初にやった事。

なんと、永田町の議員さんたちの通り道で
備長炭を1人露店で売ったのだそうです。

普通の人は売れないと思い誰もやりませんよね?

社長は、備長炭同士をカーン、カーンと叩くことで、
その通りに変わった空気を作り出し、
なんなんだと思わせまず人垣を作り、
誰かが話しかけるまでこちらからは話さず、
こいつはなんなんだと興味をもたせたのだそうです。

その後話しかけた人にこの備長炭の素晴らしさを語るのだそうです。

しかし、話しかけた人は買わないの分かっているのです。

実は買ってくれるのは、議員さん。

話しかけられた人との会話を、
全て近場にいた議員さんに聞かせていたそうです。

1人買うと、人垣のほとんど人がつられて買っていったそうです。

一人であげた売上、なんと1日10万。

備長炭ですよ。すごいですよね。

 

日本語はひとつを表現するのに、たくさんの言葉があります。

他の国にはこれほど表現力のある言葉はないのです。

その一言に日本語はぴったり当てはまるものがありますよね。

他の国の言葉は微妙なニュアンスを伝える言葉がないから、
ジェスチャーや表情を加えて話さないと伝わらない。

欧米人がジェスチャーが大きい理由のひとつなのだそうです。

そんな日本語を駆使しない理由はない、
うまく伝えれば必ず想いは伝わるからね。

と、その社長はいいます。

私たちは、うまくいかないとすぐ周りのせいにしてしまいます。

もちろん、わたしも。

うちの業態は〜とか立地が〜とか。

でも本当はそういうのに原因があるのではなく、
そう決めつけてしまってる私たちの心に原因があるんですね。

このお話を読み、本当にそう感じました。

 

友人は、きっとオリンピックに出られると思います。

そう信じて、明日も走ってもらいたいですね。

どうしたら、オリンピックへいけるのか!

どうしたら、わたしは一流のバーテンダーになれるのか!

違うようで違わない、非常に刺激的な1日でした。

よし。今日も頑張ります!

 

Takayo Mano

 

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