シングルモルトウイスキー スコットランドの地域別人気ランキング キャンベルタウン&ローランド編 / 目黒リパブリック

キャンベルタウンローランドモルトウイスキー

スコットランド内に100ヶ所以上ある蒸留所は、それぞれの個性が光るシングルモルト・ウイスキーを作っています。
シングルモルトは蒸留所の立地する自然風土を色濃く反映した味わいを生み出し、その産地によって大きく6つの地域に分類されていますが、塩辛さと甘みが複雑に混ざり合い、個性的な味わいのキャンベルタウンに、ライトでスムース、フルーティーなモルトの香りが特徴のローランド。
ともに蒸留所の数は少ないながらも、素晴らしいモルトを生み出している地域です。

 

 

【1位】Glen Scotia 6y Tawny Port Hogshead グレンスコシア 6年 トゥニーポート ホグスヘッド

グレンスコシア 6年 トゥニーポート ホグスヘッド

スコットランドはキャンベルタウンに、1832年に設立されたグレンスコシア蒸溜所。
キャンベルタウンはかつて『ウイスキーの首都』とも呼ばれていて、グレンスコシアは2番目に古い蒸溜所として知られています。

2016年に蒸溜、2022年にボトリングされたこちらの一本。
ファーストフィルのトゥニーポート樽で熟成した原酒を、カスクストレングスで瓶詰め。
ポートワインカスクならではの果実味が楽しめます。

若い熟成年数で軽快なボディ。
バタースコッチ・ドライクランベリー・洋酒漬けのレーズン・塩キャラメルのアロマ。
ややオイリーでさらりとした口当たり。
バニラ・ショートブレッド・干しブドウの味わい。
フィニッシュにはブリニーさが現れ、キャンベルタウンモルトらしさが味わえます。

 

【2位】Springbank 10y スプリングバンク 10年

スプリングバンク 10年

スコットランドの南は、キンタイア半島のキャンベルタウンに位置するスプリングバンク。
1828年にレイド家によって設立されました。
『フロアモルティング』を導入している数少ない蒸溜所。
閉鎖と再会を繰り返しつつ、今でも世界中で愛されています。
伝統的な製法でつくられ続けたウイスキーは、『モルトの香水』とも言われている程の香り高さ。

洋梨やバニラのような優しいアロマとスモーキーなアロマ。
フルーティーな味わいと潮気のバランスがとても良く、シナモンやナツメグのスパイス感がアクセントに。
上品な香ばしい余韻も味わえます!

 

【3位】Lochlea Cask strength Batch.1 ロッホリー カスクストレングス バッチ1

ロッホリー カスクストレングス バッチ1

スコットランドはローランドに位置するロッホリー蒸溜所。
国民的詩人ロバート・バーンズが農業を営み、詩の創作に励んだと言われている農場に創業された家族経営の蒸溜所です。
2018年から蒸溜を開始。
100%自社栽培の大麦から丁寧にシングルモルトウイスキーをつくっています。

カスクストレングス バッチ1は、ファーストフィルバーボンバレル原酒を70%とオロロソシェリーカスク原酒を30%を使用。
フルーティーなアロマと、豊かなモルトの味わいが特徴的。
ナッティなフィニッシュも楽しめます。

 

【4位】Kingsbarns Doocot キングスバーンズ ドゥーコット

キングスバーンズ ドゥーコット

スコットランドはローランドに位置するキングスバーンズ蒸留所は、2014年に新興ボトラーズのウィームス社が、18世紀に主流だった農場蒸溜所を、近代的な設備で再現することをコンセプトに建設した新しい蒸溜所。
ウィームス家が古くから麦を作ってきた土地で作られている、正真正銘のスコティッシュ・バーレイのみを使用し、ウイスキーの生産を行っています。

かつてシングルモルトの大生産地として知られたローランドの歴史を感じられる、繊細で華やかなフルーティーさとモルティーな旨味、飽きの来ないバランスの良い味わい。

ドゥーコットは、バーボンバレルとSTRカスクと呼ばれる、赤ワインの空き樽の内側を削り、焙ったのち再び焦がすという工程を経た樽の原酒をブレンドしているのが特徴。

芳醇なフルーツやオーク、スパイスの力強い味わいを引き出す製法が用いられています。
熟したバナナやトロピカルなパイナップルの風味、柔らかなトフィーやカスタード、軽い酸を感じるフレッシュな味わい。
爽やかなジンジャーを感じるフィニッシュが印象的な、ライトボディでローランドらしさに溢れるシングルモルトです。

 

【5位】Glengoyne Legacy Chapter.3 グレンゴイン レガシー チャプター3

グレンゴイン レガシー チャプター3

ハイランドとローランドのちょうど境目に位置するグレンゴインは、ハイランドで蒸留されローランドで熟成されているという珍しい立地の蒸溜所です。

遺産という意味のレガシーシリーズは、蒸溜所の創業から現在に至るまでに功績を残した人々にスポットライトを当てた限定アイテムで、受け継いでいくという意味を込めてつくられています。

最終リリースとなるチャプター3は、アーサー・ジョン・テダー氏に敬意を表してリリースされました。
1900年代前半グレンゴイン蒸溜所に居ながら、現在のスコッチウイスキーの規則の元となる概念を考え出した人物です。

シェリー・バニラ・シナモン・カカオ・レーズンのアロマに、リッチなボディ。
レーズン・リンゴタルト・シェリーの味わいから、少しのスパイシーさも楽しめます。

 

Yasutaka Higaki 桧垣泰隆

目黒リパブリック Beer&Burger
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