2017/10/25
最近の愛読書はDifford’s Guideというカクテルブックです。
近年のトレンドを抑えたカクテルの広辞苑のような本。
本当に面白くて一晩中読んでいられます。
本日は比較的マイナーなクラシックカクテルのご紹介を。
ラストワード、その名の通り最後の言葉という意味のカクテルです。
材料はロンドンドライジン、シャルトリューズヴェール(緑)、
ルクサルドマラスキーノリキュール、
ライムジュースというハーバルな組合せ。
初めて書籍に登場したのは1951年発刊のカクテルブックですが、
1920年以前にはすでに原型となるカクテルは
生まれていたと言われています。
あるパフォーマーがニューヨークにおり、
彼は歌や劇、朗読などを生業としていました。
そんな彼が歌や朗読の最後に飲むカクテルがラストワードだったのです。
審議の程は定かではありませんが、他のカクテルのように
多数の説があるカクテルではないのでとても有力な説のように感じます。
決してダイイングメッセージ的な言葉や酔い潰れて
とどめに飲むような意味合いで無かったことは確かです。
ジン、シャルトリューズ、ルクサルド、ライムジュースの甘み、
酸味、香りのバランスがとても良いカクテル。
是非締めの一杯にどうぞ。
Whisky & Cigar bar Fairground
小田急電鉄・京王電鉄 下北沢駅南口より徒歩5分。
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-3-12 友和ビル BIF
Tel:03-3411-2739
築地すし好の地下一階。
Kenta Aoyama