スコッチモルトウイスキーソサエティ オススメコード（番号）2023.11 / 恵比寿 VinSanto

スコットランドでも最古のウイスキー団体と呼ばれる、スコッチモルトウイスキーソサエティ（SMWS）。
今回はSMWSのオススメのボトルをまとめてご紹介致します。

• The Scotch Malt Whisky（SMWS）とは？
• [13.104] Dalmore 2013 9y ダルモア 2013 9年
• [112.119] Dailuaine 2006 17y ダルユーイン 2006 17年
• [41.165] Inchimarine 2005 17y インチマリン 2005 17年
• [5.109] Auchentoshan 2003 19y オーヘントッシャン 2003 19年
• [29.290] Laphroaig 2011 11y ラフロイグ 2011 11年

The Scotch Malt Whisky（SMWS）とは？

スコッチモルトウイスキー・ソサエティ（以下、SMWS）は、1983年エジンバラの古い港町リースで設立された世界初のウイスキークラブと言われています。

ウイスキーを愛し、仲間で分かち合い認識を深め、とにかくウイスキーを楽しむことを目的としたクラブでとして発足。
何と言っても特徴的なのがラベルに蒸留所名が記載されていないことですね、代わりに番号が記載されておりその番号で蒸留所名を暗号化しています。
これは、蒸留所名からイメージが湧いてしまう、視覚のイメージを無くしウイスキー本来の味わいを楽しんでもらいたいとのことから蒸留所名を非公開にしています。

ボトルの形状、デザインは全て統一、記載しているのはソサエティの大きなロゴマークと蒸留年月、熟成年数、瓶詰年月、アルコール度数、そして蒸溜所コードと樽番号。
そして、ウィスキーの味わいと香りをイメージしたポエムのような独創的なタイトルが付けられているのも特徴的ですね。

全てのウイスキーは、ソサエティ選定メンバーによりスコットランド各地にある蒸溜所の協力を得て樽を厳選。加水せず、チル・フィルターもかけずに瓶詰した樽出しのウイスキー本来の味わいが楽しめるのも魅力の一つです。

マニアックな部類のボトルなので置いているお店自体がそう多くはないのですが、当店ヴィンサントでは常時20〜30本のSMWSボトルをご用意しております。

[13.104] Dalmore 2013 9y ダルモア 2013 9年

タイトルは【うわ！すごいシェリー！】

ダルモアは北ハイランドの蒸溜所、柑橘系のフルーティーな香りと程よくスパイシーな味わい、スッキリとした後味で比較的ウイスキービギナーでも楽しみやすい、優等生なハイランドモルト。
タイトルの通り、かなりしっかりとしたシェリー樽熟成。奥行きのある甘みとタンニンが心地良い一本。

[112.119] Dailuaine 2006 17y ダルユーイン 2006 17年

タイトルは【ライムコリアンダーポークタコス】

ダルユーインはスペイサイド地域の蒸溜所、あの有名なブレンデッドウイスキー・ジョニーウォーカーのキーモルトの一つでもある、スムースで華やかなシングルモルト。
ブレンデッド用としての生産がメインなのでオフィシャルシングルモルトとしてのリリースはほぼない為、知名度は今ひとつではありますが、ジョニーウォーカーの核となることからもその実力の高さが伺えますよね。
何とも美味しそうな食べ物がタイトルに、それぞれの食材から香りと味わいのニュアンスを拾ってみるのも面白いですね。

[41.165] Inchimarine 2005 17y インチマリン 2005 17年

タイトルは【ファンキーな本屋と薔薇園】

インチマリンは実は蒸溜所の名前ではなく、ハイランドの蒸溜所・ロッホローモンドが手掛けるブランドの一つなのです。
ロッホローモンドは様々なブランドを展開しており、インチモーンはヘビーなピートタイプなのに対してこちらのインチマリンはライトでフルーティーなタイプ。
SMWSの真骨頂とも言える、難解なタイトルシリーズの１つですね。

[5.109] Auchentoshan 2003 19y オーヘントッシャン 2003 19年

タイトルは【フルーツシロップパーティー】

ローランドの蒸溜所、オーヘントッシャン。
多くのローランド蒸溜所が閉鎖していく中堅実に生き残り続けているオーヘントッシャン、3回蒸溜のライトでクリア、スムースな洗練された都会派ウイスキーですね。
こちらのタイトルは非常に分かりやすく直接的な表現のボトル。
明らかに美味しそうな雰囲気ですよね。

[29.290] Laphroaig 2011 11y ラフロイグ 2011 11年

タイトルは【好き/嫌い】

言わずと知れたアイラモルトの王道ラフロイグ。近年の異常なまでのアイラモルト人気と価格高騰によりボトラーズでのラフロイグのリリースは非常に少なくなってきており、当店でもSMWSのラフロイグはかなり久しぶりの入荷となります。
タイトルはまさにアイラモルトを象徴するような表現、好きになってのめり込むか、嫌いでピートを受け付けなくなるか、そんな選択肢を突きつけられるようなボトルですね。

Naoshi Morioka 森岡尚史

VinSanto Bar&Whisky Shop
恵比寿／東京都渋谷区恵比寿西2-1-7
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