キューバシガーのブランド紹介をしていきたいと思います。
今回はモンテクリストをご紹介します。
創業年:1935年
工場:Hアップマン
分類:グローバルブランド
強さ:ミディアム
モンテクリストは、小説”モンテクリスト伯爵”にちなんでつけられたブランド名で、小説の誕生から約1世紀後に誕生したブランドです。
この小説は工場のタバコ職人たちのお気に入りの読み物の一つで、最もリクエストが多く、今もなお読書の習慣が続いています。
ここで言うリクエスト、読書とは、シガーを巻く作業をする職人たちが仕事に励むように、様々な文章を読む習慣のことで、もともと教育が行き届いて無い識字率が低い時代に教育の一環として実施されています。
20世紀初頭は小説、特に冒険小説が多かったのですが、現在は新聞の読み聞かせが多くなっています。
ブランドの創業者はアストリア出身のアロンソ・メネンデス。
アメリカのフロリダのタバコ農場で働いていたのが、1935年にキューバに戻り、タバコの世界を通じて知り合った同じくアストリア出身のホセ・ガルシアと共同で、メネンデス・ガルシア・イ・コンパニアを設立、ハバナに会社を置き、「パルティクラレス」というブランドを発売、発展に力を注ぎ、短期間で成功させており、当時最も有名なシガーの地位を締めていました。
その中で、1935年に作られたブランド、モンテクリストは時期を見計らっていたのですが、すぐに有名になり、1936年にパルティクラレスブランドをパルタガスで有名なシフエンテス・イ・コンパニアに売却。
この利益でメネンデスは当時業績の悪化していたHアップマン工場を購入。
工場の近代化とタバコ職人の教育によりHアップマン工場は復活、モンテクリストの製造に注力する結果となりました。
モンテクリスト No2
ビトラ(規格名):ピラミデ
サイズ:156mm×20.64mm リングゲージ52
数多くリリースされているモンテクリストの中でも特に評判の良いサイズがこちらのNo2です。
モンテクリストを理解するのに最適な1本。
コーヒーやカカオなどの焦げたフレーバーが満足感のある喫煙をもたらしてくれます。
モンテクリスト No4
ビトラ:マレーバ
サイズ:129mm×16.67mm リングゲージ42
世界で最も売れているシガーと言われるのがこちらのモンテクリストNo4で、太さ長さのサイズ感も手頃で、シガーを吸ったことがない人が1本目に吸うことの多い、シガーの基本となる物といっても良いと思います。
シングルモルトでいうとグレンフィディック、グレンリベットのような存在。
短めのためやや力強く感じ、No2よりも吸い始めはアタックの強さが感じられます。
モンテクリスト オープン レガータ
ビトラ:ピラミデ
サイズ:135mm×18.26mm リングゲージ46
2009年に新しく誕生したオープンシリーズ。
通常のモンテクリストのシリーズと比較して、ライトに作られており、普段強いタバコをあまり吸わない人がシガーにチャレンジする入門編として最適なシリーズです。
通常のラインナップと比較してビター感がやや抑えめで、後半までマイルドに吸えるのが特徴です。
Wataru Kobayashi 小林渉
Vision Whisky bar 吉祥寺
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