2022/01/05
ドイツやベルギー、イギリスなどのビール大国以外にも、ヨーロッパ各国ではその風土に合わせた多様なビールが作られています。
今回はその中でも一風変わった珍しいビールをご紹介いたします。
7.5% IPA ノルウェー
北欧の巨人と称され、世界中のビール愛好家から絶大な支持を得ているヌグネは、2003年設立のノルウェーを代表するブルワリー。
ビールへの飽くなき探究心と妥協のないビール造りに定評のあるブルワリーです。
定番のアメリカンIPAながら、カスケード由来のパッションフルーツやビターオレンジを思わせるようなフレーバーに、モルト由来の香ばしさも感じられ、リッチでモルティーな味わい。
しっかりとしたホップの苦味を感じさせつつ、飲むごとに様々な味わいが顔を魅力的なビールです。
5.5% トラピスト オランダ
トラピスト協会によって定められた規則を尊守して、トラピスト会系の修道院で作られるトラピストビール。
ラトラップはオランダのコニングスホーヴェン修道院で作られています。
同醸造所では他のトラピスト同様に、濃厚なタイプのビールを始めとして数種類のビールを醸造していますが、ラトラップ・ホワイトは、トラピストビールとしては唯一のホワイト・ビールとして、 2003年夏に限定醸造されました。
その後人気が出て需要が増したため、 現在は年間を通して造られるようになっています。
濁りのある淡い黄金色の色合いに、やさしい酸味のある爽やかな喉越し。
柑橘やピーチ、 アプリコットようなフローラルでフルーティーな風味。
一般的なベルジャンホワイトと異なり、コリアンダーやオレンジピールは使用せず、大麦麦芽、小麦、水とホップのみで造られています。
小麦によるフローラルな風味と、サフィルという種類のホップによる柑橘系のアロマ。
ホップの風味が強く後味に柔らかい苦みがあり、果実感やスパイス感のバランスの良い1杯です。
5.0% スペシャルホワイト スペイン
スペインの”世界一予約が取れないレストラン”で有名なエル・ブジのオーナーシェフとソムリエチームが、バルセロナのダム醸造所と共同開発したプレミアムビール。
ラガーとホワイトビールを合わせた珍しいスタイルで、爽やかでフルーティーなアロマでありながら、柔らかでスパイシーな味わい。
食前、食中、食後を問わずどのタイミングでも楽しんで頂けるビールです。
14.0% ボック オーストリア
アルコール度数14%を誇り、世界最強ビールとしてギネスブックの認定を受けたこともある、オーストリアのハイアルコールビール。
“サンタクロース”という意味のサミクラウスは、毎年12月に年一度だけ限定醸造され、世界中に出荷されています。
瓶内で熟成されることにより甘みや酸味、熟成感が変化していき、だいたい5年頃が飲み頃とされています。
レーズンや熟したイチヂクの甘い香り、味わいはとろけるような甘みとアルコールのボリューム、クリーミーな口当たりが特徴。
時間をかけてゆっくりとお楽しみいただけるビールです。
Yasutaka Higaki 桧垣泰隆
目黒リパブリック Burger & Beer 目黒
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