2024/03/17
スコットランドには本土、離島を含めて100以上の蒸溜所が存在しています。まさにウイスキー大国と呼ぶにふさわしいですよね。
1763年創業のグレンタレットがスコッチ最古の蒸溜所と呼ばれていますが、歴史ある蒸溜所があれば勿論新しく稼働したばかりのフレッシュな新人蒸溜所もいるわけです。
というわけで、今回は近年設立・稼働が始まった注目の新興蒸溜所のオススメを5選ご紹介致します。
ヒーラックは、スコットランド最北西に位置する小さな島・アイルオブハリスに創設された新しい蒸溜所。
8年間の時を経て、遂にファーストリリースが販売となり話題になっていますね。
スコッチは法律定義としては最低3年以上の熟成を行えばスコッチモルトウイスキーとして販売することができるのですが、ヒーラックは納得のいく熟成が出来るまで販売はしないというポリシーがあったのでファーストリリースまで8年掛かったそうですよ。
ライトピートでフルーティー、優しいスパイス感、離島のテロワールを感じます。
ウルフバーンは2012年に創業スタート、スコットランド本土最北端の蒸溜所というフレーズで非常に注目度が高かったディスティラリーですね。
新興蒸溜所でありながら、ウイスキー作りに関してはアナログなやり方にこだわりコンピューター管理など極力外し人の手を使うことに尽力、丁寧なウイスキー作りを信条としています。
スペイサイドモルトでありながら微かにピーテッドなのがウルフバーンの特徴。
こちらはオロロソシェリーバットとバーボンクォーターカスクを組み合わせた限定ボトル、バランスが良く奥深い味わい、優しい薫香が楽しめます。
ダルムナックは、閉鎖蒸溜所インペリアルの後継として2015年に建設された新設蒸溜所です。
インペリアル自体が閉鎖されてなお高い人気を誇っていたこともあり、ダルムナックの稼働はモルトファンの間で話題となりましたね。
ロンドンの小売店にしてインデペンデントボトラーのウイスキーエクスチェンジ社向けにリリースされた今作が蒸溜所初のオフィシャルボトル。
スコットランドの神話に登場する動物をあしらったラベルデザインということで、今回は半身狼の獣人ウルヴァー。
今後もどんな動物が現れるのか楽しみですね。
洋梨やバニラクリーム、蜂蜜、アプリコットなどの濃厚な甘さのニュアンスにマジパンやシナモンのスパイス感。
ボトラーズ会社であるアデルフィが2014年に創設した、新興蒸溜所アードナムルッカンの日本市場向け限定ボトル。
日本のインポーター、スリーリバース社の20周年記念ボトルとしてリリースされた銘柄です。
どちらもモルトラバーに絶大な支持を得ているディスティラリー&インポーターなので非常に注目度の高い一本です。
アードナムルッカンはグラスゴーから250kmも離れた離島・マル島で創業を開始、まだ10年程度の歴史ではありますが高品質なシングルカスクで既に多くのファンを獲得。今後も注目の蒸溜所ですね。
グレンウィビスは北ハイランドに新設された新興蒸溜所。
2018年より本格的に稼働のまさに超フレッシュなスコッチです。
地元住民の出資者を中心にクラウドファンディングで資金調達、風力火力太陽熱などの再生可能エネルギーのみ使用、原料の大麦・熟成は敷地内にて行う、などなど、地域に密着した新しい形の蒸溜所と言えますね。
バナナやマシュマロ、葡萄のフレッシュな優しい甘い香り、レモネードやオーク樽のスパイシーさなども感じられます。
これからが楽しみな蒸溜所であり、既に今美味しいウイスキーをつくる蒸溜所。
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2024年12月23日
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