2024/06/10
長く続くスコッチモルトウイスキーの歴史。
今日、世界的にウイスキー人気が高まり現在進行形で蒸留所は増えてはいますが、過去には操業停止、閉鎖してしまった蒸留所も少なくありません。
そんな中で、一世紀以上の時を経て復活した蒸留所、ウルフバーン。
試金石となるであろうボトルが入荷しましたのでご紹介して参ります。
Wolfburn 10y
ウルフバーン 10年
スコットランド最北端、ケイスネス郡の街サーソーに蒸留所を構えるウルフバーン。
遡ること200余年、1821年に創業。
経営主が代わるなど数十年の間は断続的に経営が続いてはいたものの、次第に風化、形骸化し1877年には完全に廃墟になってしまったと言います。
ピート層が広がるなど、元々ウイスキー造りに適した土地ではあり、かつては多くの蒸留所が存在したものの、決して低いと言えないモルトウイスキー製造のコスト。
ウイスキー不況の煽りもありほとんどの蒸留所がシャッターを下ろすこととなりました。
眠れる狼が再び眠りから目を覚ますのは2013年。
現オーナーであり起業家のアンドリュー・トンプソン氏は自身の故郷であるケイスネスに目を向け、地域の活性化も兼ねウルフバーン蒸留所の復活に着手します。
ウイスキー造りに適した風土を強みに、さらにはグレンファークラス蒸留所で20年以上のキャリアを持ち、「自分のウイスキーを作りたい」と志を持ったシェーン・フレイザー氏をマスターディスティラーに迎え、ウルフバーンの物語は再開しました。
古くからの伝統的な製法と「可能な限り人の手で」をモットーとするクラフトマンシップに強い信念が表れています。
さて、今回ご紹介のボトルは同蒸留所初の熟成年数表記が施されたもの。フラッグシップとなるであろう記念すべきリリースです。
スパニッシュオークのセカンドフィルオロロソシェリー樽での熟成。
プラムやレーズンの芳しいドライフルーツとマーマレードのトースト。
チョコレートの香ばしさと蜂蜜やメープルシロップのコクと深み、次第にバニラとオークスパイスが現れ、オレンジピールのほろ苦い余韻が心地よく続きます。
今後も注目必須な蒸留所。
ウルフバーン新章を是非お楽しみください。
Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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