Beaujolais Nouveau
ボジョレー ヌーボー
昔は解禁日を心待ちにし、こぞって誰もが飲んでいた印象のあるボジョレーヌーボー。
1980年代がヌーボー全盛期で、16年前でも1200万本のワインが日本に輸入されていたそうです。
ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日と設定されているのですが、極東の日本は欧米よりも早く日付が変更されるので「第3水曜日の24時に世界で最初にボジョレー解禁!」というお祭りノリで一世風靡しました。
ところが近年では「入荷しましたよ」とご案内しても「美味しくないから」と断られてしまう事が増えました。
「ボジョレーをありがたがるのは世界で日本人だけ」なんて話を耳にした事もあります。
何故あれだけ人気だったワインがそんな風に避けられてしまうケースが増えたのか。
理由として「クオリティの割に高い」「キャッチコピーが大袈裟過ぎた」というのはあるのかもしれません。
2001年「この10年で最高」
2003年「100年に1度の出来栄え」
2009年「50年に1度の出来栄え」
2015年「今世紀で最高の出来」
もちろん味の好みは人それぞれなので一概には言えないのですが、こんなキャッチコピーを目にして期待をしつつ飲んでみると、「あれ。値段の割にはそこまでじゃないのでは…」と感じられた方が多かったのではと思います。
しかし今一度、ボジョレーヌーボーの楽しみ方を知って頂けたら嬉しいなと思います。
まず「ボジョレー」とはフランスのブルゴーニュにある地区の名前で、「ヌーボー」とは「新しい」を意味します。
つまり「ボジョレー地区で『その年に収穫したブドウ』を使用し造られる新酒」という事ですね。
ワインやウイスキー等のお酒の味には「熟成」が非常に重要な役割を果たしますが、ヌーボーはその熟成をしない代わりに正に「その年のブドウの出来」を味わう事が出来るのです。
「美味しいワインを飲みたいな」という気持ちを大切にしつつ、「美味い不味いはさておき、今年のヌーボーはどんな感じかな」と1年に1杯だけ、お試しになってはいかがでしょう。
「自分史上この10年で最高」と思えるボジョレーヌーボーに出会えるかもしれません。