カリラ 12年 評価(レビュー) / 吉祥寺 Vision

Caol ila 12y

 

Caol ila 12y
カリラ 12年

カリラは、アイラ島の北東にある蒸留所。
名前の由来は「アイラ海峡」の意味で、ジュラ島とアイラ島の間の海峡を意味します。

カリラはディアジオ社が所有しており、ジョニーウォーカーの主要原酒の一つとなっています。
ジョニーウォーカーの程よいピートのフレーバーは、カリラと、スカイ島にあるタリスカーが主要原酒になっているおかげです。

カリラは35ppmの麦芽をポートエレン製麦工場から納入されて製造しています。
数回前のブログに書いたとおり、これは実はラガヴーリンと全く同じ麦芽らしいです。
ラガヴーリンとの味の違いは、麦芽納入後の製造設備や製造ポリシー、樽熟成などの要因に寄るもので、原材料は一緒。
そう考えるとウイスキーの味の違いの魅力を再認識するのではないでしょうか。

これは当店のお客様に限ってかもしれませんが、アイラの蒸留所の中でも、なぜかカリラは女性人気が高い蒸留所でもあります。
ラガヴーリンだと酒精が重いけど、カリラだと軽く飲みやすい、そんな印象なのかもしれません。

ラガヴーリンとの大きな違いは蒸留器の大きさで、ラガヴーリンはアイラ島最小の蒸留器でオニオン型とも言われるズングリしたストレートヘッド。
カリラはそれに対してアイラ島最大の蒸留器で標準的な形のストレートヘッド。大きさの違いにより、蒸留された蒸気がスワンネックまで上がる距離の違いを生み、その結果軽いウイスキーが出来上がります。
そのため、カリラは柑橘系、潮っぽさのテイスティングコメントが多く、ブラインドでレモン、グレープフルーツなどを感じるとカリラかなという印象を持ちます。

アイラの中ではちょうど中間くらいのピートの強さのカリラ。
アイラを1杯も飲んだことがないというお客様の1杯目に勧める事が多いボトルです。
そういう意味でも、アイラの基準点として、他の蒸留所と比べるためにもきっちり味を覚えておきたい蒸留所でもあります。

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
Google Map  武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
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