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皆さんはキャンティとキャンティクラシコの違いについてご存知でしょうか?
そもそも元々は同じ地区、同じワインとして世に出回っていました。
キャンティというDOCGはイタリアでは最大であり、年間1億本以上のワインが生まれているのです。
価格差も1000円台のものから1万円を超えるものまで幅広く、個性も作り手によって全然違います。
現在では、キャンティ地区から独立する形で別物になったキャンティクラシコ地区。
もちろんワインを作るうえでのルールも違います。
キャンティ地区では白ブドウの混醸も認められていますが、クラシコ地区では認められていないです。
サンジョベーゼという品種がメインですが、キャンティは最低75%、クラシコは80%。
さらには熟成期間などにも明確な差があります。
熟成期間の短いキャンティは大量生産に向いており、味わいとしては口当たりは良いが深みはないものが多く価格もお手頃。
クラシコはよりサンジョベーゼのポテンシャルを最大限引き出した作りをしているがもちろん価格もそれなりです。
もちろん食事内容によってはキャンティの方が相性がいい場合もあるのでどちらが良いというわけではないですが、ワイン単体で見たときにはクラシコを選ぶのをお勧めします。
というわけで同じDOCGのワインですが内容は全く違うワインということになります。
今回ご紹介するのは
Ormanni chianti gran-selezione 2015
オルマンニ キャンティクラシコ グランセレツィオーネ 2015
Glass 1100JPY
リゼルヴァが最上位で24ヶ月熟成が義務付けられていましたが、こちらは30ヶ月の熟成。
2013年に制定された新格付けで グランセレツィオーネ というクラスになります。
まだキャンティクラシコの中でも5%程度しか認められていないとのことでかなり名誉なことです。
店主も過去飲んだキャンティの中でも3本の指に入る素晴らしいワインです。
ぜひお試しください。
Yuta Anan 阿南裕太
OLIM Bar 渋谷
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